深海のYrr
フランク・シェッツィング
上下を210円で買ってしまったので、中は図書館から借りた。
むやみと長い。米国の小説は長いほうが売れるのだと聞いたことがあるが、ドイツでもそうなのだろうか?
主人公たちの個人の事情などカットすれば一冊分は短くなっただろう。
ミステリ化と思って読み始めたのだが、SFだった。敵と連絡するあたりが面白くなりそうだが、すぐに戦いが始まってしまう。
獲得形質を遺伝させないとストーリーにならないし。
日本の調査捕鯨に文句があるようだ。
翻訳も下手。メタン氷ってメタンハイドレートで統一したほうがよほど読みやすいだろう。臭い物質は普通「くさい」と読む。Yrrを途中から「イール」としたのも気に入らない。