原発事故の恐怖 完全シミュレーション
瀬尾健
風媒社
福島第一6号、福島第二4号、大飯2号、もんじゅなど各地の原発の事故時の汚染状況をシミュレートしたもの。さらに核燃料輸送車両の場合も。風邪の影響まで計算されている。大変な労作、作者は京大原子炉実験所助手だったが、元本が出版される前に死亡。
欠点として横長の表などを無理に一ページに納めた為、読みにくいものが多い。
チェルノブイリの「内部告発 元チェルノブイリ原発技師は語る」がすごそうだ。副技師長は原子炉の破局を一切受付けない。振り切った線量計の値を信じ込み、もっと高くまでを測定した線量計は「壊れている。捨ててしまえ」
図書館から