原発への非服従 私たちが決意したこと
鶴見俊輔、澤地久枝、奥平康弘、大江健三郎
岩波ブックレット
九条の会の講演会をもとに加筆したもの。
目がついたところは
「アメリカの国務省の高官が(略)「いま、ベトナムで追い出され、そしてまたこの沖縄から追い出されるなどということは、絶対に認めることはできない。領地━彼らは沖縄を戦利品だと思っているわけです━が平和裏に返っていくというようなことは、人類の歴史上ないことだ」」
「災害救助に出かける自衛隊が、なんで迷彩服なのだろう」
第五福竜丸の被曝事故でアメリカは賠償金200万ドル払い、濃縮ウラン、原子力の技術を日本に提供し、たちまち原子力基本法が作られた。同じく1955年、原水爆禁止世界大会が開かれた。この市民感情を考えれば原子力エレルギー政策を進める法律はつくってはいけなかったが、逆方向にリードしたのが正力松太郎、読売新聞、日本テレビ。
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