欺し欺され━美の真贋
陳舜臣編
日本経済新聞社
小説集ではなかった。「芸術新潮」に掲載されたものなど。陳舜臣さんのものは「殷周銅器の贋作者たち」20ページほどだけ。
色々な偽物話があるが、やはり一番は本職「画商五十年のあれこれ」長谷川仁。「にせものは画商に売りつけるのが一番賢明である。…。あとで問題にしよとしても、絵を持ち込んだ人は、「私どもはしろうとだ。…私も疑問に思っていたが、専門家のあなたが買ったんだから本物だと思った」という」
有名な贋作者滝川太郎とも知り合いらしい。

安土桃山時代の桃山は、伏見城地が江戸時代に桃畠になったことによる。県立図書館から