フォッフォッフォ

柴野徹夫、安斎育郎、向中野義雄
大月書店
復刊にあたって、解説を福島原発事故に合わせているが、まんがは福井の原発が地震でパイプ破断、ＥＣＣＳも動かず、琵琶湖まで汚染される悪夢が見どころ。見たのは癌に侵された元作業員。ここでの首相官邸での「通産省でしょ」「国土庁がいいのでは？」環境庁じゃないのか？」「そもそも災害対策の責任者は知事だろう」「結局原子力の災害はありえないわけですから…」「もう起きてしまったじゃないか！」というところが笑うところなのだろうか。
安斎さんの解説で、危機管理に当たる電力企業、原子力安全・保安院、政府は（1）隠すな（2）うそをつくな（３）意図的に過小評価するな。川口図書館から