アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ
ジョー・マーチャント
文芸春秋
古代ギリシャの沈没船から多くのブロンズ像と一緒に引き上げられた腐食して緑青だらけの小さな機械、それは多数の歯車が組み合わさっていた。あのデニケンも宇宙人来訪の証拠と言っていたオーパーツ。その仕組みを競って探る技術者達。ちょうどX線写真で中を移すことが出来るようになり、X線断層写真、CT、コンピュータを使用して段々と解明されていく。
つまりギリシャ時代すでに歯車を組み合わせ、精密な機械が出来ていたが、ローマ時代から中世ヨーロッパにその技術は失われ、イスラム諸国に伝わっていた。
コンピュータの定義は「数字で答えが示される計算機」とする。
ただし訳者が科学向きでは無いようで読みにくい、例えばツリウム170で余分なのは陽子ではなく中性子だろう。陽子が大ければ別の元素になってしまう。図書館から