東海道戦争
筒井康隆
ハヤカワ文庫
大衆の期待に答えマスコミが始めた関西と関東の戦争を描いた表題作など9編の短編集。
昔、雑誌の古本で「いじめないで」「群猫」「お紺昇天」は読んだ記憶があるが、なんといっても漠蓮正宗の総花学会傘下の恍瞑党の恐怖支配下の日本を描く「堕地獄仏法」がすごい。案の定、調べると無言電話などで悩まされた経緯もエッセイに書かれているようで読みたいものだが、全集では重いだろうな。バザーで