巨大翼竜は飛べたのか スケールと行動の動物学
佐藤克文
平凡社新書
羊頭狗肉とはまさにこれ。内容は動物に加速度データロガーを取り付けてその行動を測定する方法バイオロギングサイエンスとやらの宣伝。ペンギンやウミガメ、ミズナギドリの結果を述べて、最後の一章の一部でプテラノドン、ケツァルコアトルスが飛び続けられないと。
ところが最初に前著でペンギンとクジラのデータを同列に扱って間違っていたことが書いてある。だから鳥類のデータを爬虫類である翼竜に当てはめることがおかしいとなぜ思いつかないのだろう?「個人的体験に基づく直感」か?
クジラに取り付けた電波発信機からの電波を探すのに、高いところ=富士山に登った院生は面白かった。
川口図書館から