小説ゴジラvsキングギドラ
田中文雄
朝日ソノラマ
映画のノベライゼーション。オープニングの海底が金星に代っていたのでどうなるか期待したが、あとは映画のまま。余分なエピローグが付いているが。
で金星のキングギドラは尾の先端が三つまたで、二本あるとは書いてない。もちろんキングギドラは三つ首、二本の尾のはず。尾の先に蛇状のものが数本ということでいいのか。それにしても二頭三つ首は日本語として変。
ゴジラザウルスの頭は身体に比べ大きいのか、小さいのか。サウルスではなくてザウルスなところは好きなんだけどね。
でこれでは200ページ、一冊の本には足らなかったのか、あとがきに代え「東宝文芸部の頃」という長編エッセイ、なんと120ページ超。なかなか面白いが、二年後出版の「神を放った男」と全く同じフレーズがある。使いまわしか。図書館から