ハインズ博士「超科学」をきる 真の科学とニセの科学をわけるもの
テレンス・ハインズ
化学同人
「はじめに」によると著者が大学の「超心理学とオカルト」の授業の教科書として書かれた本の部分訳。源本が長すぎるというので、日本人にあまり関係ない部分をカットするのは仕方ないが、それならば英文の論文だけと思われる参考文献をカットしてはどうだろう。訳文も日本語としては変な部分も多い。しかし内容は上出来。実際の実験結果でもって疑似科学を否定している。もうだれも驚かないものから、ビタミン多量服用、空気イオン効果、カイロプラクティック、右脳・左脳、100匹目のサル、嘘発見器、サブリミナル効果まで。
1979年サンフランシスコの博物館でのツタンカーメン展で警備警察官が心臓発作になり、ツタンカーメンの呪いによると訴訟を起したが却下されたと。図書館から
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