由利徹が行く
高平哲郎
白水社
章の前半分が当時の由利徹の仕事、後半が芸歴、芸談の聞書き。
アチャラカとドタバタを明確に区別している。「カチッとやってくずすのがアチャラカ。いきなりくずすっていうのはドタバタですよ。アチャラカとドタバタは全然違う」アチャラカは芝居の基礎が無いとダメということらしい。
表紙と各章に和田誠のイラストが掲げてある。なら、昭和31年新宿コマ劇場9月公演のポスターを載せるわけにはいかなかったのだろうか。和田誠イラストの椰子の木を中心に右に植木等、浅茅陽子、左に谷啓、由利徹。図書館から
続編「それでも由利徹が行く」も読みたい