セイント
バール・ベアラー、ジョナサン・ヘンズレイ・ウェズリー・ストリック
徳間文庫
古本市で見かけ、大昔の怪盗セイントが何でと思って、登場人物をみるとまさかのサイモン・テンプラー。ありゃ本物だと105円で購入して読むと、原作不足のハリウッド映画のノベライゼーション。いかにも今時の教科書どおりの映画台本。初めに子供時代、大きくなって、はい悪役登場、はいヒロイン登場、ここでアクションシーンてな感じ、亜流007。
でなんでそんなものを完読したかといえば、なんと奪い合う秘密が低温核融合。後半でみごと大成功して「暗い夜空に壮麗な白い炎の柱が希望ののろしのごとく立ちのぼった」大笑い。