凍れる心臓
共同通信社社会部移植取材班編著
共同通信社が配信した連載企画「30年目の真実 検証・和田心臓移植」を加筆したもの。資料として捜査報告書、臓器移植法臓器移植法施行規則の要旨など。
1968年世界で30例目の心臓移植、新記録の83日生存の実態は、恐ろしいもので、ドナーは生きていた可能性が高く、レシピエントは弁移植で直ると思われていて、詳しい説明も無く、大体医師団は拒絶反応の知識が乏しかったのだから、検察が起訴しないのがおかしい。なぜかというと鑑定を依頼された医師たちが「ここで和田君を罪人にしたら、将来日本では心臓移植はできなくなるかもしれない。問題はあるが、和田君を助けようと思う」と逃げたため。
で臓器移植法が成立した。