サウスポー・キラー
水原秀策
宝島社文庫
第三回「このミステリーがすごい」大賞受賞作だというので、262円で買ってみた。
野球ものだと八百長ものかと思ったら、そのとおり。主人公のサウスポーの一人称が私、違和感。大体サウスポーは「奇矯な行動が多い」とか「赤毛のサウスポー」に書いてあったような機がするし、ノムさんの本でもピッチャーという種族は自己中で周りが見えないとあった気がするが。この主人公はクール、理知的、違和感。
と、いまいち盛り上がらなかったが、まあ意外な犯人だし、一晩で読上げたのだから、元は取ったんだろう。