謀殺のチェス・ゲーム
山田正紀
ハルキ文庫
久しぶりに推理小説を書いていなかった頃の、山田正紀の本を100円で見つけた。まあ、書庫をひっくり返せば、前に読んだ文庫本が見つかる可能性は高そうだが、買ってしまった。著者のあとがきによれば、まだ二十六歳だった由。「謀殺のチェス・ゲーム」「火神を盗め」「謀殺の弾丸特急」の作品群は書くほうも非常に楽しんいんだそうだ。私には「崑崙遊撃隊」「ツングース特命隊」も同種な作品だと思える、むろんアグニとコンロンが最高なのだが。