塵よりよみがえり
レイ・ブラッドベリ
河出文庫
あのブラッドベリがなんと55年かけて書き上げたというので、図書館から借り出したが、既に発表済みの短編を連作長編化したものだった。「黒いカーニバル」「10月はたそがれの国」「太陽の黄金の林檎」「二人がここにいる不思議」で発表済みといっても憶えているのは「集会」くらい、ずいぶん久しぶりのブラッドベリだものね。
あとがきによると一番早く書けたのは「華氏451度」で9日で中篇版になったそうだ。