あした蜉蝣の旅
志水辰夫
集英社文庫
「飢えて狼」「裂けて海峡」の冒険「あっちが上海」のユーモアなどすっかり書かなくなり、もっぱら情緒的な作品ばかりの志水節だと思っていたが、図書館でカバーのうしろのあらすじを見たら、島で宝探しというので借り出した。しかしやはり情緒的、読み終わるのに予想以外に手間が掛かってしまった。