ウォッチメイカー
ジェフリー・ディーヴァー
文芸春秋
2008年度「このミステリーがすごい!」海外部門1位、週刊文春ミステリーベスト10海外部門1位だというので、川口図書館で予約の切れ間に借りたのだが、かなりがっかり。この年他の作品はろくなものが無かったのか?
リンカーン・ライムシリーズの7作目というので増えちゃったんだろう多すぎるレギュラー陣、鑑識もたいしたことに使われない。あげくに尋問のエキスパートを使う羽目に。キネシクス分析って?
それにしても26人の主要登場人物のうち16人警察関係、明らかに多すぎということは、こりゃこの中に悪いのがいる。安楽椅子探偵の手先が本来の事件と別の事件を追いかけてたら後から一つの事件になる。でとってつけたどんでんがえし。
和訳も逐語訳かと思わせる。訳者注でも入れたほうが良いと思う言葉がしばしば。SUVとか
血液型AB+で抗凝固剤を飲んでいる者としてはかなり喜んで読んでいたので結果にがっかり。この作者キャラ作りはうまい、一作目はおもしろいかも