噺の※1の話のはなし
春風亭一柳
晩※2社ヤゲンブラ選書
落語協会分裂騒動の最大の被害者の証言。円生門下だったのだが落語協会に残ったため、破門、名前(三遊亭好生)まで取り上げられた。
もともと円生の大ファンで、弟子入りしてから円生の言うとおりにしていたため、円生そっくり(円生の影法師)になったが当然うまくは無いので、嫌な所ばかりが似ていて、円生に嫌われる。
真打の大量生産は私も反対だったのだが、確かに二つ目のままでは食えないだろうなと同情する。
調べると、一柳師匠この本を出版した翌年自殺したらしい。
図書館から借り出し。       ※1:口へんに出
                 ※2:声の旧字