小説 古今亭志ん朝 芸は命、恋も命
金原亭伯楽
本阿弥書店
63歳という落語家としては短命、オヤジ志ん生の年齢まで頑張ってくれたら、どれだけすごい名人になったかと思われた古今亭志ん朝を書いた小説。あくまで小説とうたってあるが、近いところから見ていた金原亭桂太あらため伯楽が作者なんだからかなり事実に近いものだろう。
副題の通り、芸の話と恋の話だが、恋のほうが長い。私が読みたいのは芸の話。まぁそれでも三木のり平が舞台での師匠だということが判った。そう兄馬生も短命だったね、54歳か。志ん生は83だったのに。図書館から借り出し