2011年07月の記事


夏柑糖
昨日は嵯峨野に出かけたが、和菓子の「老松」さんにも寄って老松さんの名物であり夏季限定のお菓子である「夏柑糖」(なつかんとう)を買ってきた。

昔からの夏みかんである夏橙(なつだいだい)にこだわって、山口県の萩で栽培してもらったのを使用している。

類似品で甘夏やグレープフルーツを使用しているお店もあるようだが、老松では、この味は昔からの夏みかんでないと出せないとこだわっていると言う。

その夏みかんを丁寧にくり貫いて果汁を絞り、それに寒天を加えて、くり貫いた夏みかんに流し込んだおかしである。

冷蔵庫で冷やして、お好みで切り分けて食べると、夏みかんの香気が口に広がり、瑞々しい口当たりとあっさりした甘さで爽やかな美味しさである。

夏みかんの採れる夏季にしか作れないのが残念であるが、夏の疲れた身体に美味しさと滋養が染み渡るお菓子である。
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夏の化野
今日は節電振り替えでお休みだった。

どこかへお散歩でも行こうかと思い、京都の嵯峨野まで出かけてきたよ。

嵯峨野は時々行くのだけど、暑い夏場に行くのは久しぶりじゃないかな、暑いのは苦手なんだけど、少し化野(あだしの)に用事もあったので、早朝から出かけたよ。

阪急の嵐山駅に着いたのが朝の七時ごろ。

そこから、ぼちぼちと歩いて奥嵯峨野の化野へ向かった。

夏だからか朝から割りと人も多いね、ハイキングとかの人なのかな。

暑いけれど、ゆっくり散策していると、鳥の声やセミの声、風の音さえ聞こえるようで気持ち良いよ。

化野から清滝方面に歩いて、愛宕念仏寺まで行って拝観し、そこから引き返して化野で化野念仏寺にも参拝した。

そこで、化野と言えば私のお気に入りのお店、繭人形の「あだしのまゆ村」がある。

店員さんとも顔馴染みになって来てるし、化野まで来たら「あだしのまゆ村」に寄るのが楽しみになっているよ。

「あだしのまゆ村」は、繭を使ったお人形を手作りしているお店で、化野念仏寺の参道にある。

参道にあるのは小さなお店で、お店のショーウィンドウから左右にある石段を上がった所に大きなお店があるのだが、気づかない人が多いみたいだ。

化野へ行かれて興味ある方は、どうか石段を上がった上のお店を覗いてみてほしい。

お店では、お茶をいただきながら気さくな店員さん達といろいろとお話するのも、このお店の魅力である。

のんびりと、お店の方といろいろとお話してみるのも楽しいよ、私も繭人形以上にお店の方とお話しするのが楽しみとなっているのである。

さて、お店の繭人形は、繭から手作りで一つ一つ作られるために、同じような人形でもそれぞれが微妙に違ったり、仕草や表情が違うのも魅力である。

お店でじっくりと見て、自分のお気に入りの人形を探してみるのも楽しいと思うよ。

お人形は十二支の物からいろいろな動物、それに雛人形とか武者人形とかお地蔵さん等いろいろな物があって、それが繭で作られているので暖かみのある優しく柔らかいお人形になっている。

お値段も千円前後の手頃な物も多いし、記念やお土産にもお勧めだよ。

今日も、いつもの男の店員さんと女性の店員さんといろいろとお話して、お気に入りの繭人形を買って、気が付いたら二時間近く経ってたよ。

いつも、お店で長居してしまった申し訳ないです、でも、私の癒しスポットになってて、お店に来るのが楽しみなんですよ。

今日も楽しく時間を過ごせて癒された私だった。

次は紅葉の時期くらいに来られたら良いのにな。
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すずめちゃん
毎日の通勤時、私は会社近くのコンビニでパンを買って朝食として食べ歩くのだが、その時に私が「こぼす」パンクズを目当てにしているすずめちゃんたち。

私を判ってるのかどうか知らないが、コンビニの前で待ち構えてて私がコンビニを出ると付いてきて、私がパンクズを「こぼす」のを待っている。

始めは一匹とかだったけど、だんだんと増えてきて多いときには10匹以上もいる時があるよ。

またパンクズを食べてるのをかぎつけるのか遠くから飛んでくるのもいるし、私の前に下りてきて催促する勇気のあるのとかもいるよ。

ほんとうはダメなのかも知れないけど、そんなにたくさん「こぼす」わけでもなし、こぼした分は食べてくれてるからまぁ良いでしょ。

可愛くて癒されるので、休みの日とかお腹空かしてないか気になってしまうよ。
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しんこ
先日のお休みに、京都に行った時にお土産に買って帰ったのが祇園饅頭と言うお店の「しんこ」。

祇園饅頭は南座の入り口西側にある小さなお店だが、南座の前を通った方ならご存知だと思う。

しんこは、米の粉(真粉)から作るのでしんこと名付けられた和菓子で、江戸時代にはしんこ売りが京の町を売り歩いたという歴史のあるお菓子でもある。

白とニッキの二種類あるが、素朴でもちもちした食感が美味しいお菓子である。

冷やして食べるとあっさりと美味しいよ。

祇園饅頭では、他にも椿餅とかにっき餅とかも美味しくて大好きだよ。
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祇園小石
今日は良いお天気だけど、そのぶん暑さも厳しいね。

あまりお出かけもしたくないのだけど、どうしても京都の祇園小石の「わがまま氷」を食べたくなったので、そのために京都の祇園まで行って来たよ。

祇園小石は、八坂神社の石段下、八坂神社前の四条通り北側を少し行ったところにあるお店である。

もともとは飴屋さんで、季節の飴も売ってるのだけど、甘味所もやっていて、お店でスィーツをいただく事が出来る。

黒糖シフォンパフェとか抹茶シフォンパフェ、それに「舞妓さんのわがまま」とか「舞妓さんの稽古帰り」とか、いろいろとオリジナルのスィーツがあり、飴屋さんだけに黒糖とかが売りである。


それで、私が食べに行った「わがまま氷」は、あんみつの上からカキ氷を蓋って蜜をかけた物で、カキ氷を食べて行くと、中からあんみつが出てくるというお楽しみのスィーツである。

氷にかける蜜も黒糖ミルクとか抹茶とか選べるのだけど、私がいつも食べるのは黒糖の「黒ミツ」である。

あっさりした甘さが美味しいんだよね。

カキ氷とあんみつを堪能できて満足満足。


さらに、お店で「むらさき抄」と言う飴も買って帰ったよ。

むらさき抄は、紫式部を意識した飴で、紫式部の書き物と言う意味が籠められているそうだ。

紫蘇の風味の紫色の上品な飴の中には金箔が閉じられている高貴な飴なのである。

私の一番のお気に入りの飴で、ここに来るといつも買って帰る。

お土産にも気が利いていると思うし、機会があればぜひお勧めの飴である。
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蓮の寺
今日は節電振り替えでお休みになったので、京都の花園にある法金剛院に蓮の花を見に行って来たよ。

家を出るときは曇り空だったけど、電車で京都に着くと雨上がりだったので少しびっくりしたよ。

さて、法金剛院は、あの待賢門院が極楽浄土として造園させた池泉廻遊式浄土庭園があり、巨石を並べた青女の滝が有名である。

その池には極楽浄土を現すように、たくさんの蓮が植えられて、「蓮の寺」とも呼ばれているのである。

法金剛院では、毎年7月に観蓮会として蓮の開花時間の早朝から開門しているので、今日も7時の開門に合わせて7時前に行ったよ。

でも、そんな早い時間でも蓮を見に他にも人が訪れてたよ。

庭園の池の方は大きな蓮がいっぱいで、不思議な世界のような神秘的な雰囲気である。

蓮の花の開花は、これからの感じだったが、それでも開花している蓮も多かったよ。

蓮の花は、仏教では泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされ、お釈迦様の台座は蓮華をかたどった蓮華座であり、また厨子の扉の内側に蓮華の彫刻を施したりしている。

また死後に極楽浄土に往生し、同じ蓮花の上に生まれ変わって身を託すという思想があり、「一蓮托生」という言葉の語源になっているのである。

大きな蓮の葉にまぎれて、真っ白な蓮の花が輝くようできれいだね。

余談だが、蓮の泥の中の根が蓮根(レンコン)になるのも、割と知らない人も多いみたいだね。

映画の男はつらいよの主題歌の歌詞で「泥に落ちても根のあるやつは、いつかは蓮(はちす)の花と咲く」と言うもがあるけれど、蓮の花は清楚で清清しくも神秘的な美しさだよ。

早朝からだったけど、ゆっくりと蓮の花を堪能して楽しめて良かったよ。
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ハリーポッターと死の秘宝PART2
今日は、昨日から公開されてる映画「ハリーポッターと死の秘宝PART2」を見に行ってきたよ。

ほんとうは普通の2Dの吹き替え版を見たかったのだけど、上映時間の関係で3D版を見る事になったよ、でも、まぁそれはそれで良いか。

3D用のメガネも有料になってるけど劇場でハリーポッター特製3Dメガネ(ハリーのメガネタイプ)を売ってるのも面白いね。

さて、ハリーポッターシリーズの映画も、これで8作目で最終作となる完結編である。

前作のPART1の続きからで、完結編と言うだけに、これまでの作品のいろいろな謎や疑問が解き明かされていく。

特に、スネイプ先生の事とかもね(惚れるぜ)。

今回は、特にネビルがますます頼もしくなって大活躍してくれるよ。

ルーナも優しくて可愛くて大好きだよ。

マクゴガナル先生も大活躍だけど、ジニーやハグリットのシーンが少ないのが少し残念。


見せ場も多いし、面白いんだけど、最後のハリーとヴォルデモートの最終対決のシーンが原作とは違ってるのがちょっとね・・・ここは原作通りの方が絶対に良いと思うけどね。

3Dもあまり意識せずに疲れなかったよ。

ハリーポッターの映画ももう10年目でこれで終り、長いシリーズでキャストもあまり変わらずにいたのも凄いよね。

一作目から全作劇場で見てるし、いろいろと思い出もあるのだけど、楽しい映画をありがとうと言う思いでいっぱいだよ。
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クマさんの四季
先日、逝去された漫画家の和田慎二さんの漫画で、私が一番好きだったのが「クマさんの四季」である。

発行が1976年であるからもう35年前の発行になるのかな、ボロボロになりながらも大切に本棚にしまわれている。

物語は、森に住むクマやウサギや様々な動物を擬人化して描かれた、クマさんを主人公にして自然の中に生きる動物達のメルヘンチックな物語である。

残念な事に、作者の和田さん自身が、この本はもう役目を終えたと思うので判型を変えたりして再販するつもりはないと言う意味の発言をされてたそうで、今は絶版になっている。

こういう本、好きな人も多いし、お子様達が読むのにも良いから復刻してほしいのになぁ。

改めて読み直してまた好きになったよ。


和田さんの逝去がやはり残念で仕方ないよ。
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私の熱中症対策
暑さで熱中症で倒れる人が増えてるね、場合によっては重症になったり命に係わる事も多いから充分に気をつけてないといけないですね。

水分の補給と供に塩分の補給も大事だけど、私がいつも重宝してるのが「梅飴」と「干し梅」。

どちらも塩分と供に梅のクエン酸とかも摂れるので身体にも良いからね。

スッパサが苦手でなかったら、ぜひともお勧めです。

最近は種類も増えて、あまりすっぱくないのもあるから自分に合ったのを探すのも良いですよ。
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小野皇の本
最近、また小野皇に関して調べることがあり、その関係もあって二冊の本を読んだ。

小野皇と言えば、平安時代初期の人物で内裏の役人であり、頭脳明晰で反骨精神があり、遣唐使の副使に選ばれながらもトラブルから病気として乗船を拒否し、その罪で島流しに遭いながらも、その才能と人柄を惜しまれて僅か2年程度で都に復帰した人物である。

詩歌にも優れ、百人一首にも参議皇として「わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人のつり舟」の歌が載せられている。

また不思議な伝説の多い人物で、地獄へ通じる井戸からこの世とあの世を行き来していたとか、地獄で閻魔大王の補佐をしていたとか言われており、またその反骨精神から野相公とか野狂の人とか呼ばれていたとされている。

その小野皇の本であるが、一冊目は猪俣樒さんの「小野皇 那由他之獄焔」と言う本で、こちらは小野皇の地獄へ出入りしていたとか閻魔大王との関係とかの伝説をもとに、小野皇と藤原良相が都でおきる不思議な事件の謎を解いて解決していく物語で、何となく夢枕獏さんの陰陽師に似た感じの作品であるが少しページが少ないのが物足りない感じがする。


もう一冊の方は、渡辺郁子さんの「最後の遣唐使 副使を蹴った男 小野皇」と言う本である。

こちらは伝説の小野皇ではなくて、実在の人物としての小野皇の精錬潔白で慈愛に満ち、優れた人物である小野皇が、なぜ遣唐使の副使を仮病で断ったのか、遣唐使の実情や小野皇の人柄、それに権勢を広げる藤原氏との関係などを軸に、小野皇の家族や周りの人たちとの姿を描いた人間・小野皇の物語となっており、なかなか面白くて興味深く読み終えたよ。

もともと小野皇は大好きだけど、ますます好きになってもっと本を読みたいよ。
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交野ヶ原の七夕伝説
今年も7月に入って、もうすぐ七夕だね。

七夕には、毎年のように私が暮らす寝屋川市の近くの枚方市や交野市に伝わる七夕伝説について書いているが、今年も広報の意味もあって書かせていただきます。

また同じ記事かと思われる方も居られると思いますが、広報記事と思って御辛抱くださいませ(笑)



先にも書いたように、私が暮らす寝屋川市の近くにある枚方市や交野市は古代には「交野ヶ原」と呼ばれ、七夕に関する伝説や史跡が残っている。

地域を走る京阪電車の枚方市駅には「ひらかた市民菊人形」として織姫とひこ星の菊人形が飾られている。

また枚方市や交野市では七夕にちなんだイベントとかも行われて盛り上げているようだ。


さて、ご存知のように、七夕とは天の川に隔てられた牽牛(けんぎゅう)と織姫(おりひめ)とが7月7日の夜、年に一度だけ逢えるという伝説だ。

もともと七夕伝説は中国の伝説で、春秋時代に書かれたと言われる「詩経」にすでに書かれているそうで六世紀には七夕の夜に瓜や茄子などの収穫物を供えたり、針に五色の糸を通して手芸の上達を願ったと言う。

やがて、日本にも奈良時代には七夕が伝わるようになり、和歌などにも多くの歌が残されているのだが、江戸時代になって庶民の間に手習い事が盛んになると、七夕の儀式が拡大されて短冊に願い事を書いて笹に吊るすと上達すると言う事になり、現在のように願い事を書くようになっていったそうだ。


始めに「天の川」であるが、枚方市内には「天野川」(天の川)と言う川が流れており、その名前の由来は諸説あるのだが、川の周囲で稲作が始まった頃に甘野川と言っていたのを後の平安の頃に大空の天の川になぞらえて「天の川」と呼んだと言う説や、川砂が白く光って見えるところから、天上の銀河になぞられて名付けられたと言う説があるようだ。

また、交野ヶ原には、この天の川にちなんでか、この辺りは七夕伝説の格好の舞台となり、七夕や星にまつわる史跡や地名も数多く残されている。

七夕伝説では、JR学研都市線の津田駅から南の方に向かった交野市の倉治の地に「織姫」と言われる「天棚機比売大神」(あまのたなばたひめおおかみ)を祀る機物神社(はたものじんじゃ)がある。

普段は静かな古社であるが、七夕の時期には境内に笹の木を立てて多くの願いを書かれた短冊が吊るされて賑わうようだ。

そして、この織姫を祀る機物神社の天の川を挟んで対になる位置に「牽牛石」(けんぎゅうせき)と言われている岩が祀られている。

京阪電車の交野線の「郡津」駅の西の方、香里団地の藤田川の「けやき通り」を西に向かった香里ヶ丘4にある「観音山公園」(かんのんやまこうえん)の、東の端の少し高くなっている場所に牽牛石は鎮座している。

牽牛石はそれほど大きくは無いが、牛と言われれば牛に似ていないこともないが、普通にあればただの岩と思うだろう。

牽牛石の立て札があるので、これが牽牛石で「ひこ星」の化身だと判るようになっている。

この牽牛石は高台になっているので見晴らしは良く、古代にはここから織姫のいる機物神社がながめられたのかも知れない。


次に七夕伝説にちなんだ「逢合橋」(あいあいばし)である。

これは京阪電車交野線の交野市駅近くの天の川にかけられた橋であり、機物神社の織姫と牽牛石のひこ星が年に一度、天の川にかかる「逢合橋」という名の橋で二人が逢い、愛し合うというロマンチックな伝説が伝えられているのである。

現在の逢合橋は普通のコンクリートの橋で、橋に付けられた「逢合橋」のプレートくらいしか往時を思わせるものは無いのだが、昔は木の橋だったそうだ。

今の逢合橋は車の通行も多くて危険だが、隣りに歩行用の橋もかけられているので、七夕の夜に逢合橋で好きな人と星を見るのも素敵かも知れない。


もう一つ「かささぎ橋」と言う橋もある。

こちらは天の川が流れる枚方市の京阪枚方市駅の近くにある大きなコンクリートの橋だ。

これは、七夕の夜に織姫がひこ星のいる天の川の向こうへ渡るときに、鵲(かささぎ)が羽根を広げて橋を作り、織姫を天の川を渡るのを助けて、織姫とひこ星の二人が逢うのを取り持ったという伝説にちなんだものだそうだ。

万葉集や百人一首の大伴家持の和歌にもこういうのがあったね。

~かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける~

ちなみに、かささぎ橋のたもとには、七夕伝説のかささぎにちなんだレリーフが置かれている。

また、同じく枚方市駅の近くの橋には、天の橋という意味で織姫とひこ星が船で渡って出会うと言われる「天津橋」(あまつばし)など、七夕伝説にちなんだ橋がかかっている。

いろいろと古代からの史跡や伝説の残る交野ヶ原の地、七夕の日にそれらの伝説を巡りながら散策して見るのも楽しい物だし、恋人と思い出を作るのも良いかも知れない。

あなたの願いが叶い素敵な七夕になりますように・・・・
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京都五社めぐり
少し前に京都の平安神宮に行った時に、「京都五社めぐり」の色紙が売られていて、描かれている四神の絵がきれいで気に入ったので、色紙を買ってしまった。

それで、色紙を買ってみると御朱印を集めてみたくなって、京都五社めぐりを行っていた。

そもそも四神と言うのは四神相応の地と言う中国風水の考え方で、東西南北それぞれの四神に守られた都市と言う意味である。

その四神とは、北に山を持ち「玄武」(げんぶ)、東に河があり「蒼龍」(そうりゅう)、南に湖沼があり「朱雀」(すざく)、西に大道があり「白虎」(びゃっこ)の四聖獣の事である。

京都は平安京を造る時にこの四神相応の都として考えられてそうで、北の船岡山が玄武、東の鴨川が蒼龍、南の巨椋池(埋め立てられて現在は無し)、西に山陰道が白虎がそうだと言われている。

それで、この五社めぐりなのだが、実は私は前から知っていたが対応とされる神社が納得いかないので、これまでスルーしていたのだった。

この京都五社めぐりでは、

北の玄武が上賀茂神社(賀茂別雷神社)

東の蒼龍が八坂神社

南の朱雀が城南宮

西の白虎が松尾大社

そして都の中央が平安神宮の五社となっているのだが、位置的には合っていても、それぞれの神社と四神との関係が感じられないのである。

まぁ八坂神社は龍と関係が無くもないが、後はあまり関係無いんだよね、それとも私の勉強不足かな?

四神相応と言うよりも、いずれも京都ではスター級の有名神社なんだけどね・・・確か上賀茂神社とか松尾大社は平安京以前からある古社だしね。

まぁ、それはそれとして、やるからには全部の五朱印を集めたいので、始めの平安神宮は色紙を買った時に押して合ったので、それからぼちぼち集めて行った。

ちなみに、始めの色紙が千円で、後の御朱印が300円である。

始めに先週の土曜に北の上賀茂神社、続いて東の八坂神社、日曜日に南の城南宮と北から時計回りに集めて周り、今日が最後の東の松尾大社に行って御朱印を貰って全部集めて満願となった。

満願となった記念に五社の印が書かれた木製の栞ももらえたよ。

五つの神社だけだし、比較的周りやすかったし、割りと楽だったなぁ、一膳にやった通称寺巡りは大変だったからね。

御朱印も全部集まって、色紙もカッコイイし満足だよ。
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