2015年10月の記事


京都非公開文化財特別公開
今年も、秋の京都非公開文化財の特別公開が始まりました。

期間は11月8日までと短くて21ヶ所になるので、行きたい場所から幾つか拝観に行く事にしました。

さっそく今日は、まずは堀川寺ノ内周辺から29年振りに公開の「光照院門跡」に行きました。

光照院門跡は、常盤御所とも呼ばれた門跡寺院で、落ち着いた雰囲気のお庭と書院が素敵なお寺でした。

続いて、近くにある「三時知恩寺」へ行きました。

三時知恩寺も門跡寺院で秘仏である善導大師像が公開されています。

一の間の襖の、源氏物語の場面が扇子の形で描かれた源氏絵扇面貼交襖が素敵でした。

そこから堀川通りに出て、東山二条に移動すると「西方寺」へ向かいました。

西方寺は小さなお寺ですが、本尊の阿弥陀如来坐像が丈六の大きさでなかなかの迫力でした。

また。豊臣秀吉公坐像は面白い木像でした。

そこから、すぐ近くにある「信行寺」へ向かいましたが、お寺の中から外にまで長い行列が出来ていて驚きました。

信行寺は、今回が初公開と言うのと、本堂の天井に伊藤若冲の花卉図天井画が見れるので多くの人が訪れてるみたいです。

本堂は、それほど大きくないのに、そこへ多くの人が訪れて入れ替え制になっているので、本堂に入れない人が行列になってしまってるのですね。

私も本堂に入るのに、一回分は外で待たされてしまって、ようやく入れても人がいっぱいの混雑なのでうんざりして途中で出てしまいました。

今日はそれで終えて帰りましたが、来週にはまた他の拝観に行きたいと思います。
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神泉苑
京都の二条城近くにある「神泉苑」へお参りしてきました。

平安京の造営のおりに御所の近くに作られた泉で、かつては広大な広さで東寺の空海と西寺の守敏の間での祈雨の法の争いとかで知られています、これに空海が勝ったために神泉苑では真言宗のお寺が管理するようになり、現在にも続いています。


池の正面に祀られている「善女竜王社」は、平安時代の天長元年(824年) 淳和天皇の勅命により弘法大師空海が池畔にて祈られ、北印度の無熱池の善女龍王を勧請されて雨が降り、人民が大いに喜び、祈雨の法を修して霊験があったと伝えられています。

また、日照りのおりには数々の名僧が競って祈雨の修を行ない、その中で舞いを奉納していた白拍子「静御前」を源義経が通りかかり、見初めたと云われて、恋の御利益もあり、池に架かる朱塗りの法成橋は、願い事を一つだけ思いながら渡り、「善女竜王社」へお参りすると願いが成就すると云われています。

貞観五年(863年)には、都に疫病が流行し、神泉苑で多くの御霊を鎮めるため御霊会が行われました。

当時の全国の国の数である66本の鉾を立てて、神泉苑の池にくりこみ、厄払いをしたと伝えられ、後世には、これが町衆の祭典として、鉾に車を付け、飾りを施して京の都を練り歩く、祇園祭の元になったと言われ、祇園祭の元祖と言われています。

今も絶えることなく、水を貯える神泉苑には、まさにパワースポットと云われるだけの伝説が伝えられています。


また島の中には歳徳神を祀る恵方社があります。

その歳徳神の祠は、正面の鳥居をくぐり、石橋を渡った右側に円形の石の台座の上に鎮座されております。

毎年、12月31日、大晦日の夜にご住職らが祠を持ち上げて陰陽道によって決定した新年の恵方(その年の幸運の方角)に恵方廻しされて向きが変えられます。

円形の台座は、すべての恵方に祠がおけるようになっていますが、いつ作られたかは、はっきりしないそうです。

いつ来ても恵方に向かってお参りできる「日本唯一の恵方社」と言われています。

神泉苑には水鳥や小鳥も多く、のんびり雰囲気でくつろげる憩いの場でもあると思います。
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京都西山を歩き過ぎ
今日は、久しぶりに京都の西山周辺を散策しましたが、歩きすぎて足が限界です。

善峰寺ー三鈷寺ー十輪寺(なりひら寺)ー粟生光明寺ー長法寺ー乙訓寺の6寺を歩きました。

ほんとうは紅葉の時期がきれいなんですけれど、紅葉の名所ばかりで紅葉の時期には人出が凄くて大混雑になってしまうので、紅葉前の今の時期に行って置く事にしたのです。

始めに阪急電車の東向日駅に行くつもりが勘違いから乗り過ごしてしまい、西向日駅で降りて逆方向へ乗り換えて、ようやく東向日駅に到着・・・出足からとちってます。

善峰寺行きのバスは早い時間には無いので、駅前からタクシーで善峰寺へ到着。

善峰寺は若い頃は以前は時々行ってましたが久しぶりになりましたね、今の時期は秋明菊が見頃でした。

御朱印をいただいてから、善峰寺の北門を出たところにある三鈷寺へもお参りして、御朱印をいただきました。

善峰寺の北門に戻るとインターホンでお願いして再入門することが出来るので、善峰寺へ戻って境内を通って善峰寺を後にしました。

そこから、歩いて坂を下っていき、なりひら寺として知られる十輪寺へ向かいました。

十輪寺は在原業平の隠棲地と言われ、境内には塩窯跡や業平のお墓などがあります。

十輪寺でも御朱印をいただいて、次の光明寺へは遠いのでバスでと思ったのですが、バスは1時間に1本しかなく、しかも出たばかりで次は50分近く無いので仕方なく歩く事に・・・

善峰寺や十輪寺は山の上にあるので、光明寺は市街地なのでま山を降りるくらいの歩きですね。

かなり歩いてようやく光明寺へ着きました。

光明寺も紅葉の名所として有名で、時期には凄い混雑になり、私は以前に紅葉の時期に来てあまりの人の多さにあきらめて入らずに帰った事がありました。

境内の紅葉は少し紅くなってきてるのもありましたね、今の時期でも参拝の人は多かったです。

光明寺でも御朱印をいただいて、割と近くにある長法寺へ向かいました。

長法寺の参道は坂の登りがきつくて、疲れてる足には堪えました。

長法寺は御朱印は書置きだったので、紙をいただいて御朱印代は賽銭箱へ。

長法寺を出て登って来た坂を下るのもしんどいですね。

そこからさらに歩いて最後の目的地の乙訓寺へ向かいました。

乙訓寺は長岡京市の街中なので、これまでの山道歩きとは少し違って楽ではありますね。

乙訓寺も早良親王が幽閉されたお寺で由緒ある古寺であり、牡丹の花の名所としても知られています。

乙訓寺でも御朱印をいただいて、今日の予定は終えたので、後はタクシーで阪急の長岡天神駅まで行こうと思ってたのですが・・・タクシーがまったく来ない。

大きな通りに出て待ってもタクシーは来なくて、歩くしかないのかなと嫌々歩き出したのですが、タクシーで駅に行く予定だったので地図を把握してなくて、何と路を勘違いして逆方向に歩いてしまいました。

スマホがあるのだからナビを使えば良かったのに、電池の消耗を避けてスマホ使わなかったんですよね・・・

かなり歩いてからどうも変だと思って調べると逆方向の山の方へ向かっている。

足は痛くなってくるし、精神的にも凹むし、道は判らないし・・・1時間以上も彷徨ってしまいました。

住宅街に迷い込んでしまい、付近の人に道を聞いてようやく長岡天神駅への道が判って、何とかふらふらになりながらも駅にたどり着けました。

阪急の長岡天神駅から大阪方面の南茨木駅まで行って、モノレールに乗り換えて門真駅で今度は京阪電車に乗り換えて、ようやく寝屋川まで戻ってこれました。

乙訓寺までは割りと覚悟してて織り込み済みだったのですが、乙訓寺からタクシーが見当たらず、少し混乱して道を間違えてしまったのがアホですねぇ。

ほんとに、クタクタになりました・・・今夜は足の引き攣りが怖いです。
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