2014年06月の記事


桔梗の花
今年も桔梗の花が咲き始めました。

京都の廬山寺では桔梗の花が見頃になってきたようなので、今年も行って来ました。

廬山寺は、京都御苑の東隣にあるお寺で、敷地はかっては紫式部の邸宅跡とされており、源氏物語執筆の地だとも言われています。

そのお寺のお庭は源氏庭と名付けられて、桔梗の花が植えられていて、桔梗の名所となっています。

お庭の桔梗もかなり開花が進んでいて見頃になって来ていました。

桔梗の花はその色も清清しくて凜とした姿が美しくて、私も一番好きな花です。

お庭を眺めていると桔梗の姿と、流れる風と小鳥の声にしばし蒸し暑さを忘れさせてくれますね。
コメント (2)

超高速!参勤交代
映画化されて公開中の土橋章宏さんの原作の「超高速!参勤交代」を読んだよ。

徳川吉宗将軍の時代である。

陸奥国湯長谷藩(現在の福島付近)は貧乏な小藩であるが平和で穏やかな藩であった。

ところが老中の松平信祝の陰謀により昨年に参勤交代したにも係わらず、急に5日後に参勤するように命じられてしまったのである。

5日後に参勤で江戸城に着かなければ藩は取り潰しになってしまうかも知れない。

さらに昨年の参勤交代などで藩の財政は困窮しているのである。

そこで、道案内に雇った忍者と供に、藩の中での武芸者を中心に少数清栄で山中を走り抜けて通り、関所では奇策で誤魔化すことにしたのである。

こうして8名での高速の参勤がはじまったのであるが、老中から差し向けられた隠密による妨害も仕掛けられるのであった。


原作を読んで、どうやって5日で江戸に着くのかも面白いが後半の江戸城に向かおうとする一行と妨害しようとする忍者達との攻防戦も面白い。

なかなかお勧めの作品であったよ。

映画も見たくなったなぁ。
コメント (0)

露店巡り
今日は京都の東寺で弘法さんの日なので、久しぶりに弘法さんへ行ってきたよ。

東寺では、毎月21日には弘法さんと呼ばれるガラクタ市が開かれて、千店を越すと言われる露店が境内いっぱいに出店されるのだ。

前に行った時は健康診断前のダイエット中で、あまり食べ物が買えなかったので、今回は食べ物を中心に買い物をする事にした。


東寺の近くの東寺餅さんの「よもぎ大福」。

ふだんは、そのまま売られているのだが弘法さんの日だけ、店先の鉄板で焼かれて焼き餅にしてうられるのだが、これが美味しくて好物である。

続いて、「岩納豆」。

これは甘納豆を砂糖で固めた物で、子供の頃からよく買ってもらって食べてたのだけど、これって他ではあまり見かけないけど京都ローカルなのかな。

他でも売ってるのでしょうかね?

懐かしい甘さだね。

あと、弘法さんに来るとよく買うのが「辛子漬け」。

これは、お店のおばあちゃんの手作りで人気なので売り切れることも多い。

辛子でナスとかいろんな物が漬け込んであるのだけど、ご飯のお供に、お茶漬けに美味しいよ。

辛子がツーンと効くけど病み付きになる美味しさがあるね。

他にもいつも買ってる焙じ番茶を買い、大判焼きとかしょうゆ味のみたらし団子とかいろいろと食べて楽しんだよ。

そうそう、弘法さんでうろうろしてたらバッタリと弟と会ったのは驚いたね。

まぁ実家が近くだから不思議はないのだけど、何でも家のクーラーが工事なので時間つぶしに弘法さんに来たのだとか。

母は元気そうなので実家には寄らずに帰ることにした。

久しぶりで、弘法さんでいろいろと食べたり買ったりして楽しかったよ。
コメント (0)

眼科で
昨夜は眼科の日で、視野検査は時間が掛かるので6時に検査予約してあり、5時半過ぎに行き待っていたが6時を過ぎても呼ばれない。

6時半頃になって看護師さんから「急な追加が多くて遅れてます」と言われたので予「約してるのに何時になるのか判らないなら帰る」とキレたらもうすぐですからと宥められた。

仕方なく待って、7時頃にようやく視野検査になったけど、予約してあるのに後に回されて先を越されるなら予約の意味がないし、後からきた人が咲きに診察されるのは気がよくないよね・・・病院にも都合があるのだろうけどね。

でも、キレたのが効いたのか、そこからは診察も会計も異例の早さだったよ。

それでも、帰ったのは9時前・・・ぐったり疲れたよ。
コメント (0)

勧修寺
今日はすごく良いお天気で日差しが暑いですね。

お天気に誘われて、久しぶりに京都の山科付近を散策してました。

それで訪れたのが小野にある「勧修寺」(かじゅうじ)でした。

勧修寺は、醍醐天皇が建てたお寺と言われ、皇室や藤原氏とも所縁の深いお寺です。

境内には、水戸黄門が贈ったと言われる灯篭もありますが、氷室池を中心とした勧修寺池庭園が有名です。

平安時代には、冬のこの氷室池の池の張り方で五穀豊凶を占ったと言われています。

私も冬には何度か訪れていて冬のイメージがあったのですが、今の時期はいろいろな花が咲いて美しいです。

境内には紫陽花があちこちで咲いていました。

池には花菖蒲が植えられて、池いっぱいの蓮と不思議な光景を作っています。

池の蓮が良い味を出してますね、池には色とりどりの鯉も泳いでいますし、鷺などの鳥も水を求めて飛来するみたいです。

また、庭園の奥のほうには「半夏生」(はんげしょう)がたくさん植えられており、葉を白く色づかせています。

半夏生は、葉の一部を除いて白くなることから半化粧とも呼ばれ、また葉の表面(片面)だけが白くなることから片白草とも呼ばれています。

葉を白くさせた半夏生がたくさん並んでいるのは神秘的でもありますね。

勧修寺は、人もあまり多くなくて、いろいろな花をのんびり散策しながら楽しめて良かったですよ。
コメント (0)

横断歩道のお話
ある町の小学校の通学路に信号の無い横断歩道がありました。

近くに住む小学生の女の子が学校へ行こうと家を出ましたが、傘を持っていくのを忘れました。

集団登校なので他の子から「傘が無いと雨がふるぞ」と言われて、どうしようかと迷いながら横断歩道まで来たところで、雨がポツポツ降り出しました。

横断歩道の途中で、やはり傘を取りに行こうと戻ろうとしたところに車がやってきました。

女の子のお母さんは、娘が傘を忘れたのに気が付いて、持って行ってあげようと傘を持って学校へ向かっていました。

そして横断歩道まで来たところで、横断歩道を戻ろうとして女の子が轢かれてしまったのを目撃してしまいました。

女の子は、病院へ運ばれましたがかわいそうに亡くなってしまいました。

お母さんはショックを受けて深く深く悲しみました。


やがて数年が経ち、その横断歩道で交通事故が続いておきてしまいました。

テレビ局が霊能者とレポーターを連れて撮影にやって来て、霊能者は「これは、この横断歩道で死んだ女の子が成仏できずに寂しくて他の人をひきこんでいる」と話して、その様子が放送されてしまいました。

付近の人達は事故から数年も経ってるしテレビ局が無責任な事を放送してると憤りましたが、その話は事故で女の子を亡くしたお母さんの耳にも入ってしまったのです。

お母さんは、もしかすると娘が成仏できずにいるのかも知れないと思い、また、もしも娘が事故をおこさせているなら申し訳ないと思うようになりました。

それから、お母さんが横断歩道の横に立って、誰かを探すような様子をしながら、小学校を通学していく子供達を見守るようにしている姿を見られるようになりました。

お母さんは、雨の日も風の日も横断歩道の横で横断歩道を小学生達が渡っていくのを見守っていました。

お母さんのご主人が何度か止めさせようとしましたが、お母さんは止めずに毎日毎日横断歩道に立ち続けたのでした。

その日も雨が降っていました。

お母さんは横断歩道に立っていましたが、連日の疲れもあって意識が朦朧として、このまま轢かれて娘の元に行きたいと思うと、そのまま足が前へ出て横断歩道を歩き出しました。

横からは車がやってきて、お母さんが轢かれそうになったときに、「おかあさん!」と声が聞こえたような気がすると何かに突き飛ばされるようにお母さんは後方へ倒れました。

お母さんは無事でした。

お母さんには、どこからか娘がやってきて自分を助けてくれたように思えたのでした。

お母さんは泣きました、涙が止まりませんでした。

やがて、知らせを受けたご主人に抱えられて帰っていきました。

その日から、お母さんが横断歩道に立つことは無くなりました。

しばらくして、お母さんはご主人と一緒に引っ越して町を出て行く事にしたそうです。

お母さんが町を出てから、横断歩道にようやく信号機がつけられたそうです。
コメント (0)

大堰川
京都では、最近はまとまった雨が降ってないようで川などの水量が少なくなっているようだ。

先週にタクシーに乗った時に鴨川の水が少なくなってると言われてて、私もそう思ってたのだけどね。

昨日も嵐山へ行って見ると渡月橋の付近の大堰川(桂川)もかなり水量が少なくて底が見えてる状態だ。

昨年の夏には大雨で洪水になってしまったのだけど、水不足になってしまうのも影響があるだろうし問題だね。

保津川下りとか大丈夫かな。

鷺も、なんとなく不安そうに見えたなぁ。

まぁ梅雨に入って昨日も少し雨が降ったし(私はまともに降られたけど)、これから雨もふえてくるだろうけどね。
コメント (0)

赤飯万寿とおはぎ
昨日は腰痛が酷かったのですが、寝てるよりも歩く方が良いかなと京都にお出かけしたのですが良くはならないですね・・・当たり前かなぁ。

それで、昨日のつぶやきで書いたように今熊野商店街をうろうろして大谷園茶舗さんで古都の恋心パフェをいただきました。

それから、近くにある和菓子の音羽屋さんで名物の「赤飯万寿」を買いました。

赤飯万寿は、お赤飯を餡にして饅頭の皮で包んで蒸したお饅頭ですね。

お赤飯は刻んだ栗も入れてあり、甘めに焚いてあります。

お饅頭と言うよりも食べた感じはおにぎりに近いかも。

でも、ほんのり甘くてボリュームもありますね、レンジで温めて食べるのが美味しいですね。


次に向かったのが地下鉄の五条駅近くにある「今西軒」です。

今西軒は小さなお店ですが「おはぎ」で有名で京都でおはぎと言えば今西軒の名前が出るくらいに美味しくて有名で昼頃に売切れてしまうこともあるそうです。

おはぎは、「つぶ餡」「こし餡」「きな粉」の三種だけですが、餡にこだわって手作りされています。

あっさりした上品な美味しさですが、特に凄いのが「こし餡」のおはぎですね。

こし餡のおはぎを口に入れると上品で繊細な甘さが広がって、口の中で餡子が融けていくような美味しさです。

それもそのはずで、こし餡を作るには三日かけて手間隙を惜しんでないとか、たしかにそれだけの美味しさがあり、私がこれまで食べたおはぎの中で最高の味でした。

餡子と言うとつぶ餡が好きと言う人が多いですが、実はこし餡の方が手間がかかって繊細で上品な美味しさになるために京都の和菓子屋さんでも名物と言われる物にはこし餡を使ったものが多いくらいです。

とにかく、今西軒のこし餡のおはぎは絶品の美味しさですよ。

腰痛は夜も眠れないくらいになって来たので今日は大人しく静養したいと思います。
コメント (0)