2014年07月の記事


大超寺
今日は用事があって京都の岩倉にある大超寺へ行ってきました。

大超寺は、元は市内の千本一条の地にあって映画監督の牧野省三のマキノ映画の最初の作品である本能寺合戦の撮影に使われたと言われていて、他の映画の撮影にも使われたそうです。

昭和59年に街中の喧騒を避けて現在の岩倉の地に移転したそうです。

叡山電車の八幡前駅から東北方面に20分程度歩いた所にあり、石段を上がると正面に本堂がありますが、平日は連絡しないと参拝できないお寺だそうです。

本堂が閉まってたので、社務所に連絡すると奥さんが出てこられて本堂に入れていただいて、仏像の解説までしていただきました。

皇室からも徳川幕府からも係わりのあるお寺だそうでいろいろな仏像がお祀りされていました。

本尊は阿弥陀三尊像ですが、脇陣に祀られた木造阿弥陀如来立像が13世紀鎌倉時代の作だそうで衣には当初の彩色が残っているそうで穏やかな表情の阿弥陀様でした。

他にも善光寺如来像などもあるのですが、私が見たかったのが鍬形薬師と呼ばれている仏像です。

この仏像は、中は鉄で作られて外に銅を張られているそうで、室町時代の作だそうですが、当時に貴重な鉄や銅が使われていたことから貴重な仏像だと思われます。

なんでも、田んぼの中に埋もれていたのを鍬が当たって手ごたえがあったので掘り出してみると仏像だったそうで、鍬が当たった痕が残っているので鍬形薬師と呼ばれて、かつては病気平癒に御利益があると薬師堂まで建てられて信仰を集めたと言われています。

大きなお寺ではないですが、中にはいろいろな仏像や宝物などもあり、なかなか楽しめたお寺でした。

駅から遠いのが難ですが、反って自然が豊かな静かな環境でいいですね。
コメント (0)

巡礼
今日もカンカン照りのお天気で暑いですね。

日差しが痛いくらいで倒れそうな暑さです。

今日も、京都のお寺をお参りして周ってきました。

始めに行ったのが革堂で、少し前に行った時に尾っぽがハートになったニャンコが居たのですが、今日も愛想よく出迎えてくれました。

このお寺のニャンコなのかな、案内するように一緒にお参りについ来てくれました。

尾っぽのハートは無くなってたけど半分くらいの長さになってた、やはり尾っぽをケガかなにかしてたのかなぁ。

ここの庵主さんは高齢だけどお元気そうでなかなか面白いお方で、声をかけていただいて気持ちよくお参りできました。

それから清荒神の愛称で親しまれる護浄院に向かった。

清荒神は皇室とも所縁のあるお寺だけど、本尊の荒神様は神様なので喪中の私はお参りを遠慮したが、絵馬は三匹の馬に乗られた姿で面白いね。

観音様にお参りして次に向かった。

この後は、因幡堂と呼ばれる平等寺・峰薬師さんの福勝寺・日切薬師さんの地福寺・こぬか薬師さんの薬師院とお参りしたけど、こぬか薬師さんでは護朱印をお願いしたらわざわざ御祈祷してくださってありがたかったよ。


そこから向かったのが菩提薬師さんの大福寺さんで、ここの薬師如来さんは聖徳太子の作と伝わっているそうだ。

また、昔から出納長に宝印を受けると商売繁盛になると言われてお正月に朱印を受けに来られる方が多いそうで、大福帳の由来になったお寺だそうだ。

そこから、さらに蛸薬師さんの永福寺・寅薬師さんの西光寺と周って、さすがに足は痛いし暑さで倒れそうになったので帰ることにした。

大きな観光寺院ではなく地元に信仰されているお寺をお参りしていくのも気持ちいいね。
コメント (0)

大船鉾
朝から京都の四条烏丸まで、祇園祭の大船鉾を見に行ってきました。

大船鉾は150年振りに復活されるので話題になってますね。

土曜日にも見に行ったのですが、その時はまだ骨組みで思ったよりも小さく感じました。


今朝はきちんと飾られていました。

やはり話題になっていて、早朝にもかかわらず、私以外にもたくさんの人がカメラ持って見に来ていました。

提灯がじゃまで少し見え難いですが、きれいに仕上がってますね。

骨組みの時は小さく感じましたけれど、出来てみるとけっこう大きいやんと思いました。

鉾の船先に付けられた金色の大金幣もりっぱですね、ビニールがかけられて見にくいのが残念です。

今日は曳き初めでしょうかね、見事に巡行も努めてほしいですね。
コメント (0)

一年が過ぎました
今日で昨年の交通事故から一年が過ぎました。

昨年の7月20日は土曜日で出勤してた私は帰りの横断歩道で車に当たられてそのまま救急病院へ運ばれたのでした。

私は、始めはたいしたことは無いと軽く考えてましたが、検査の結果で右足の指や甲はバラバラに脱臼骨折しており、4日後の手術は3時間もかかり足に5本もクギが刺されて固定されました。

それからクギを外すまで一ヵ月半、入院は二ヶ月以上にもなりました。

入院してから、身体をなるべく動かすようにリハビリや筋トレは頑張って来たつもりですが、それでも後遺障害で残ってしまいました。

一年経ちましたが、相手は事故の夜に保険会社に任せたと電話あっただけで、一度も見舞いにも来てませんし、連絡もありません。

また、私は弁護士さんにお任せしていますが、保険会社からもまだ何も支払いが無い状態です。

入院中は絶望的になり死にたく思ったこともありましたが、リハビリの先生に励まされたり支えられたりで何とか頑張れました。

それでも、身体での不具合はあり足首は未だに硬くて夜などつま先が曲がらなくて踵でトイレまで歩いてます。

回復した部分もありますが、ほとんど回復していない部分もありますね。

今でも毎日リハビリや筋トレは自分で続けていますが、もうこれ以上は治らないかも知れないですね。

保険会社との交渉も弁護士さんに任せていますが、相手側が私が赤信号で渡ったと言い張っていますし、このまま裁判まで行きそうな感じで、いつになれば解決できるのか先が見えない状況です。

一年が経ちましたが心配してくださったりアドバイスしてくださったり相談に乗ってくださったり、またお見舞いの言葉や病院までお見舞いに来てくださった方もおられて、頑張ってこられたのは皆様のお陰と感謝の気持ちでいっぱいです。

これから後遺障害の事や保険会社との交渉とかいろいろとあると思いますが、何とか頑張って生きたいと思います。
コメント (0)

あだしのまゆ村
今日は朝から四条烏丸に寄って大船鉾を見てから、久しぶりに嵐山へ行ってきました。

阪急電車で嵐山に着くと小雨が降ってきました。

リュックがあるので傘だと濡れるので、コンビニでレインコートのポンチョを買って、それを着て歩いてました。

三連休と言う事で嵐山も観光客が朝から多かったですが、雨降りに雨宿りしてる人も多かったです。

ポンチョは雨は防いでくれるけど暑さで汗だくになって、結局ビチョビチョになってる気が・・・

雨の中を化野まで歩いて、あだしのまゆ村に着いたころにようやく雨も上がりました。

まゆ村では、夏に向けての商品として繭人形の風鈴が作られていました。

繭人形の風鈴も良いですね。

今日はお客さんも少なかったので、ゆっくり女将や店員さんとお話できました。

化野付近は8月になると五山の送り火の鳥居や化野念仏寺の千灯供養など行事も多いですね。
コメント (0)

天の川
今年も、もうすぐ七夕だね。

私の住む寝屋川市の近くの交野市や枚方市では古代には交野ヶ原と呼ばれ、七夕に関する伝説や史跡が残っている。

ご存知のように、七夕とは天の川に隔てられた牽牛(けんぎゅう)と織姫(おりひめ)とが7月7日の夜、年に一度だけ逢えるという伝説だ。

もともと七夕伝説は中国の伝説で、春秋時代に書かれたと言われる「詩経」にすでに書かれているそうで六世紀には七夕の夜に瓜や茄子などの収穫物を供えたり、針に五色の糸を通して手芸の上達を願ったと言う。

やがて、日本にも奈良時代には七夕が伝わるようになり、和歌などにも多くの歌が残されているのだが、江戸時代になって庶民の間に手習い事が盛んになると、七夕の儀式が拡大されて短冊に願い事を書いて笹に吊るすと上達すると言う事になり、現在のように願い事を書くようになっていったそうだ。


枚方市内には「天野川」(天の川)と言う川が流れており、その名前の由来は諸説あるのだが、川の周囲で稲作が始まった頃に甘野川と言っていたのを後の平安の頃に大空の天の川になぞらえて「天の川」と呼んだと言う説や、川砂が白く光って見えるところから、天上の銀河になぞられて名付けられたと言う説があるようだ。

交野市には織姫を祀る機物神社があり、天の川を挟んだ枚方市の観音山公園にはひこ星の化身と言われる牽牛石が祀られている。


そこで七夕伝説として、機物神社の織姫と牽牛石のひこ星が年に一度、天の川にかかる「逢合橋」(あいあいばし)という名の橋で二人が逢い、愛し合うというロマンチックな伝説が伝えられているそうだ。

現在の逢合橋は普通のコンクリートの橋で、橋に付けられた「逢合橋」のプレートくらいしか往時を思わせるものは無いのだが、昔は木の橋だったそうだ、逢合橋は車の通行も多くて危険だが、隣りに歩行用の橋もかけられているので、七夕の夜に逢合橋で好きな人と星を見るのも素敵かも知れない。


七夕の時期になると逢合橋には、七夕の飾りが飾られてイベントなども計画されているようだ。

また、七夕伝説にちなんで、交野市には「おりひめちゃん」と言うキャラがあり、枚方市には「ひこぼしくん」と言うキャラがあって七夕を盛り上げているようだ。

京阪の枚方市駅には、七夕にちなんだ人形が毎年飾られるが、今年はおりひめちゃんと、ひこぼしくんの人形が飾られていたよ。

来週は七夕だが、みなさんの祈りが通じて素敵な七夕になりますように。
コメント (0)

図書室の魔法
ジョー・ウォルトンの「図書室の魔法」を読んだ。

15歳の少女のモリは、狂気に堕ちた魔女?の母親から逃げる途中で、双子の妹のモルを亡くし、自らの足も痛めて障害を負ってしまう。

自分が生まれてすぐに離婚して逃げ出した初対面の父親に引き取られる事になったが、伯母たちの意向で学校の寄宿舎に入れられてしまう。

孤独の中で、大好きなSF小説を読むことが生きがいであり、フェアリーや魔法を拠り所に過ごしていった。

母親の影が忍び寄る中で、読書やSF小説を通じて仲間が出来ていくのだった。

本を心の底から愛したならば、本もあなたを愛してくれる。


この作品は、少女の日記の形体で進んで行き、出てくる魔法やフェアリーは、本当なのか妄想なのか微妙なところで読み手の受け取り方で変わると思う。

作品の中には様々なSF小説やファンタジー小説などがたくさん出てきて、モリの目から観想や批評もされていき、思わずうなづいたりニヤリとしたりもあるが、私も知らない作品や読んでない作品も多い。

本好きやSF好きにはお勧めの本であった。
コメント (2)