覚え書き

京都の革堂こと行願寺で幽霊絵馬供養が行われています。

むかし、革堂近くの店で子守りをしていた娘が主人に折檻されて殺され、遺体も隠して埋められました。

主人から、娘が行方不明になったと聞かされた両親は探し回りますが見つかりません。

そこで娘がよくお参りしていた革堂にお参りして祈願すると、その夜の夢に娘が現れて主人に殺された事を話、形見に手鏡を残して消えました。

両親は奉行所に訴えて主人の犯行はばれて娘の遺体も見つかりました。

両親は、形見の手鏡をはめ込んだ絵馬を作り、横に娘の姿を書き込んで革堂に奉納しました。

こうして革堂には幽霊絵馬が祀られ普段は非公開ですが、毎年８月２１日から２３日の期間に本堂前に祀られて供養を行われます。

娘の姿は見えにくくなりましたが、よく見るとおぼろげながら、娘の姿を見る事が出来ます。

８月１６日は、京都では大文字で知られる五山の送り火が行われます。

送り火に所縁の、松ヶ崎大黒天と大文字寺こと浄土寺と金閣寺こと鹿苑寺に数日前からお参りに周ってました。

松ヶ崎大黒天は妙円寺と言う日蓮宗のお寺で、送り火の妙法の法のお寺です。

銀閣寺の隣の浄土院は、送り火の右大文字のお寺で大文字寺とも呼ばれています。

金閣寺こと鹿苑寺は、左大文字の近くにあり、薪や護摩木の受付をされています。

また、金閣寺では石不動の御開帳日となり、護摩木を石不動に奉納する事ができます。

８月１日は八朔の日ですね。

京都の花街では、日頃お世話になっているお茶屋さんやお師匠さんに挨拶にまわられます。

今年は祇園甲部の京舞井上流家元の井上八千代さん宅前に張り込んでました。

早朝からたくさんの方が場所取りして待ってられますね。

何とか良い場所を取れて日射しと暑さの中を耐えながら頑張りました。

祇園甲部では、正装の黒紋付きをキリッと着られてて素敵ですね。