2013年07月の記事


入院中です
一週間前の7月20日(土)は出勤でして、会社帰りの横断歩道を青で渡って居るときに、横から車に跳ねられました。

救急車で病院に運ばれて、右足の甲と指が骨折しており、入院して三時間近くの手術を受けました。

そういう訳で一ヶ月以上は入院中、さらにリハビリとかもあるし、しばらく家に帰れずパソコンにも触れないので、しばらくお休みさせていただきます。
コメント (0)

三島屋変調百物語
宮部みゆきさんの三島屋変調百物語シリーズの「おそろし」と「あんじゅう」を読んだ。

宮部みゆきさんは、これまでにも時代物の怪談物を書いてられるが、その集大成とも言うべきシリーズが三島屋変調百物語である。

江戸の神田にある三島屋は袋物や小物を扱うお店であり、主人の伊兵衛と妻のお民が頑張って発展させたお店である。

そのお店に、伊兵衛の姪のおちかが働きにやってきた。

おちかは、実家の旅籠で悲惨な出来事が起きて、心に大きな傷を負い、その傷を癒すために三島屋で働く事になったのである。

ある日、偶然に伊兵衛の留守に客人の相手をおちかがしなくてはならなくなり、その中で客人の経験した怪奇談を聞かされてしまう。

それが、おちかの心の傷にも影響を与えたように思えたので、伊兵衛は怪談を語ってくれる客人を求めて、訪れる人の相手をおちかにさせる事でおちかの心の傷の癒しになればと考えて、変り種の百物語を行う事になったのだった。

本の中には一応は一話完結の中篇程度の怪談が一冊で4~5話語られるている。

また、それぞれの登場人物や話が次に関わったりし、「おそろし」では、次々に語られる怪談の登場人物や出来事が最後の話で結集して一応の完結を迎える事になっていて長編としての要素もある。

また、作者の宮部さんらしく怖い話だけでなく心和む優しい怪談もあり、「あんじゅう」の表題作でもある「あんじゅう」の話とかジブリのトトロを思わせる優しく心に残るお話である。

中のお話もどれも良くできた話ばかりでさすが宮部みゆきだなって思うね。

ただ、ほんとうに百物語になるならいつまでかかるのだろうかと考えてしまうよ。
コメント (0)

観蓮会
暑い毎日が続きますな、昨日の土曜日は仕事だったんだけど、大阪はあまり雨は降らなかったけど京都は雷雨で土砂降りになったそうです。

今年も京都の花園にある法金剛院では蓮を愛でる観蓮会が始まったので、今日は朝から出かけてきたよ。

蓮は早朝に開くので、法金剛院では蓮の時期には朝の7時に開門されて、多くの人が蓮を見に訪れる。

朝の7時に行くのはかなり厳しいけどがんばって間に合ったよ。

池の蓮の花はまだ少なめだったけれど、大きな蓮の葉に囲まれて、白い蓮の花が咲く様子は極楽の景色を連想させて良いですな。

蓮の花を楽しんでいると雨が降り出してきた。

にわか雨だろうけど、雨に濡れる蓮の花も風情があるね。

蓮を楽しんで、後は嵯峨野の方へ出かけたのだけど、まゆ村で話してると東京から来たカップルのお客さんが来られて、何でも昨日は保津川下りに乗ったら、突然の雷雨でびしょぬれになったり危険なので途中で中止になったり散々だったと話してられたよ。


私は、嵯峨野からの帰りのバスに乗っているころに京都では昨日に続いてまたまた大雨で土砂降りになってきた。

今の時期は、晴れてても突然に強烈な雨降りになるから気をつけないといけないね。
コメント (0)

織姫と逢合橋
明日は七夕だね。

私の住む地域の交野市や枚方市には七夕伝説があり、毎年七夕にはあちこち歩いている。

今朝も、まずは交野市の倉冶にある「機物神社」(はたものじんじゃ)に行って来たよ。

機物神社は、織姫と言われる「天棚機比売大神」(あまのたなばたひめおおかみ)を祀る神社である。

この機物神社は諸説あるのだが、だいたい4~5世紀の設立と言われ、この地を治めていた「秦氏」(はたし)に所縁の深い神社で、そもそもこの付近の「津田」の地は「秦田」、また神社のある「倉治」(くらじ)の地は「秦者」(はたもの)と読んでいた時代があるそうで秦氏が住んでいた地と言われている。

秦氏は渡来氏族で京都にも深い関わりのある氏族だが、様々な技術を日本に伝えており、養蚕や機織の技術も伝えたと言われている。

その秦氏である「秦者」の人々が祀る神社と言う事で「秦者の社」(はたもののやしろ)と言われていたのを、後に七夕伝説と結びついて「はたもの」の名を「機物」と置き換えて、現在の機物神社になったそうだ。

そう言う訳で、今は織姫を祀る神社として交野の七夕伝説の中心として、「おりひめちゃん」とキャラクターにもなっているほどである。

機物神社でお参りしてから、バスで京阪の交野市駅へ向かう。

交野市駅の近くには、やはり七夕伝説の「逢合橋」があるので、これも毎年七夕には見に行っている。

交野市と枚方市には「天野川」と言う川が流れており、この天野川に架かっている橋の一つに逢合橋がある。

枚方市の観音寺公園にはひこ星の牽牛石があり、そのひこ星と織姫が一年に一度七夕の夜に、この逢合橋で逢瀬を楽しむと言われている。

逢合橋にはたくさんの笹がつけられて短冊が飾られている。

ここから、観音寺公園の牽牛石に行くのがいつものパターンなのだが・・・暑いし歩かないといけなくて遠いしと言う事で今年はパス・・・ごめんね牽牛。

と言う事で、それから交野市駅に戻って電車で帰りました。

枚方市や交野市では、ほんとうは夜に行くとお祭りとかイベントとかもあるし、ライトアップされて良いのだろうけど夜はしんどいしねぇ。
コメント (0)