2018年02月の記事


大楠大明神
大阪の寝屋川市の京阪電車の萱島駅には有名な大きな楠があります。

萱島駅の大阪方面行きのホームに下から楠が伸びていて、ホームの中を通り天井も突き抜けてしまっています。

関西では駅のホームにある大木として、面白スポットとして知られています。

その楠のある萱島神社は、もともと地元の鎮守社でありましたが、樹齢700年とも言われる大楠の神木を遺して廃れてしまいました。

近世になり、京阪電車萱島駅の線路の複線化や駅舎の改築で楠が邪魔になり伐採が決まりましたが、地元では神木として信仰されており、伐採には反対の声が多く寄せられました。

そこで京阪電車は、神木を伐らずに駅のホームを突き抜ける形にして残し、さらに駅の下の地に萱島神社を再建して、今のように神木がホームを突き抜ける形になったそうです。

駅の真下にある神社も珍しいかと思いますが、駅を突き抜けてそびえる神木の楠は大楠大明神として大切にお祀りされています。

京都の若一神社でも、神木が市電の設置時に邪魔で伐採されそうになりましたが、様々な障りがあり神木を避けて市電を施設したと言う話があります。

萱島神社の神木は、京阪電車の配慮により良い形で納まった好例でしょうね。
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五大力さん
昨日は、京都の醍醐寺で行われた五大力さんへ行ってきました。

五大力さんは、毎年2月23日に行われる、「五大力尊仁王会」の事で、不動明王など五大明王の力を授かり、その化身である五大力菩薩によって国の平和や国民の幸福を願う行事だそうです。

醍醐寺でも最大の法要で、その歴史は醍醐天皇の時代、西暦907年まで遡ることができると言います。

大きなお餅を持ち上げる力比べの行事で有名で、毎年ニュースでも取り上げられて季節の風物詩のようになっていますね。

境内には多くの修験者や僧侶も来られてて、普段とは違う雰囲気で、多くの参拝者が朝から訪れて、お参りしたりお札を受けたりされてました。
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桜の木
先日に京都の円山公園で枝垂れ桜の木を見てましたら、かなり枝が落とされているように見えました。

カラスが何羽も留まっていましたし、上部は白くなって傷んでいるように見えました。

一時はカラス被害で傷んでいたのを苦労されてお世話されて回復してたのが、また傷んできたのでしょうかね。

ゴミの放置とかでカラスが集まったりして、その糞で木が傷んだりしてしまうんですよね。

何か心が悲しくなりました。
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蜻蛉石
京都の宇治の翔英高校の側に蜻蛉石と呼ばれる石が祀られています。

よく見ると仏様が線で彫られていて線刻阿弥陀三尊仏と呼ばれています。

平安時代後期の物だそうですが京の名所図会にも載せられている史跡ですが特に保護されてるわけでもなく祀られています。

こう言う史跡がひっそりと祀られているのが京都の深さですね。
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大きくてよくわかる京都の御朱印
京都の御朱印本のお薦めです。

私のお友達の梓結実さんの「大きくてよくわかる 京都の御朱印」と言う本がとうとう発売されました。

著者の梓さんとは私も親しくさせていただいておりますが、実際にお寺や神社に御朱印をいただきに並ばれたり、お寺の御住職や神社の宮司さんや御朱印の書き手さんなどに取材されたり、お話を聞かれたりしています。

私などより、御朱印やお寺や神社にもお詳しいですし、取材などを通じて広げられた人脈もかなりの物で、そう言う方々も今回の著書には好意的で、中にはお寺や神社に本を置くと言われてたのも聞きました。

『大きくてよくわかる 京都の御朱印』(淡交社)

本を出されるまでの御苦労も聞いておりますので、実際に本屋さんで本を見た時にはしばしフリーズでウルウルしてしまいました。


京都で御朱印をあつめられてる方にも、京都の御朱印に興味をお持ちの方にも、かなり参考になるガイド本だと思います。
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轉法輪寺
京都の御室にある轉法輪寺さんへ行ってきました。

轉法輪寺さんは、通常は非公開のお寺ですが、涅槃図の特別公開により拝観をされており、私も涅槃図の見学と拝観に行って御朱印をいただいて来ました。

轉法輪寺さんと言えば、御室大仏とも呼ばれる大きな阿弥陀如来坐像が有名で、京都1大きな仏像と言われています。

お寺の本堂に入ると大きな阿弥陀様に見惚れてしまいますね。

大正時代に、お寺の移転で他所から今の場所へ移られたそうですが、その時にはこの大仏様もお姿のままで馬に曳かせて移動したのだそうですが、市電の電線がじゃまになる所は一時的に電線を切って移動したそうです。

また、御本尊の裏側にお祀りされてる裸形阿弥陀如来立像も、珍しい黒塗りで裸形の阿弥陀様で貴重な仏像です。

もちろん、涅槃図もじっくりと拝見させていただきました。

他にも貴重な仏像や寺宝も所持されており、私も昨年の涅槃図の特別公開や浄土宗寺院の特別公開で訪れています。

御室仁和寺の近くですし、4月8日のまで特別公開されてますから、機会があれば拝観されてみてはいかがでしょうか。
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首振り地蔵
京都の清水寺の清水善光寺前にある首振り地蔵さんがむき出しになってました。

この首振り地蔵さんは、丁髷に扇子を持つ幇間の姿をしており、かつて祇園にいた幇間が自分の姿で作ったと伝わっています。

お地蔵さんの首が回るようになっており、自分の願いのある方向へ首を回してお願いすると通じると言われています。

前には頭に頭巾や前掛けをされてたのが、無くなって見易くはなりましたが、寒さの中で気の毒ですね。
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黒いお寺
京都の某お寺ですが巡礼の札所にも関わらず異質な感じで怖いです。

門前にはいろいろと書かれてますし、みんな黒く塗られていて例祭でも人もいなくてお盆の大祭いがいは対応しないと張り紙されてます。

本来は京都の有名寺院の末寺で歴史のあるお寺なんですが、先代の尼僧の住職が亡くなられて、その後任に若い僧が来られてから勝手にいろいろと変えてしまったそうです。

今では檀家も離れたそうです。
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だるま大祭
京都の、だるま寺こと法輪寺さんで節分に節分大祭がありましたので行ってきました。

いつもは静かなだるま寺さんですが多くの参拝者で賑わっていました。

境内には大きな達磨が置かれてお札がいっぱい貼られたりしてました。

いろんな物も売られていて楽しいお祭りでしたよ。
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懸想文
今日は京都の須賀神社へ懸想文を買いに行ってきました。

京都の平安神宮の北の方にある須賀神社・交通神社では、毎年の節分の2月2日・3日だけに「懸想文売り」が現れて「懸想文」(1000円)を境内で売り歩きます。

懸想文売りは、烏帽子・水干姿で肩に梅の枝を担いで、手には懸想文を持っています。

その懸想文売りに声をかけて、懸想文を売ってもらうのです。

昔の京都では、こういう懸想文売りが正月始めに現れて、年頃の娘さんはこれを買い求めると良縁に恵まれると言われていて、その風習が須賀神社で節分に続けられているのだそうです。

この懸想文は良縁に恵まれて商売繁盛など願いを叶えてくれるお守りであり、特に女性が人知れず鏡台や箪笥に懸想文を忍ばせておくと、容姿端麗・美しくなり、着物が増えたり良縁に恵まれたりと、女性にとって幸運をもたらしてくれるお守りでもあります。

懸想文とは、判りやすく言えば昔のラブレターであり、この懸想文を開くと中には昨年の干支の「酉」から今年の干支の「戌」への恋文となっています。

わざわざ遠方から買い求めに来る女性も多いそうで、女性に人気の節分の行事ですね。
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