2015年04月の記事


末多武利神社
京都の宇治に「末多武利神社」(またふりじんじゃ)と言う小さな神社と言うよりも祠が祀られています。

天慶2年(940年)藤原忠文は「平将門の乱」の鎮圧のための征東大将軍に任ぜられ東国に向かいましたが、到着前に平将門は討たれて鎮圧されてしまいました。

しかし忠文は、大納言の藤原実頼の反対により恩賞の対象から外されたので、忠文は実頼を深く恨み、死後も実頼の子孫に祟ったそうです。

この神社は、その忠文の御霊を鎮めるために作られたそうです。
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浄住寺
私が先日行った「浄住寺」です。

阪急電車嵐山線の上桂駅から駅前の通りを西へまっすぐ進み、竹の寺や苔寺や鈴虫寺方面と分かれる十字路をそれらと逆方向へ少し行ったところにあります。

この「浄住寺」は昔は「常住寺」と称されていたそうで、面白い伝説が太平記に記されています。

お釈迦様が入滅された時に、「捷疾鬼」(しょうしつき)と言う鬼神がお釈迦様の歯を一本奪い去りましたが、それが韋駄天の手に渡り、さらに中国の律衆の祖である道宣律師へと渡った後に、日本に渡って嵯峨天皇の元へ行き着いて、ようやく石窟に鎮められて常住寺として嵯峨天皇の勅願寺となりました。

その後に、戦火による延焼などにより荒廃しましたが、鎌倉時代後期の1261年に公家の葉室氏により中興しましたが、その後に炎上し、江戸時代の徳川綱吉将軍の1687年に鐵牛禅師によって再興されて黄檗宗の寺となって現在に至ります。

捷疾鬼に奪われたお釈迦様の歯は、鐵牛禅師のお骨と一緒に境内奥の寿塔の中の石窟に納められて、その上に巨石で抑えられているそうです。


お寺の周辺は住宅地になっていますが、お寺の境内は広く多くの緑で被われており、静けさを感じるお寺で、秋には隠れた紅葉の名所となっています。

自然が多く緑に囲まれた静かなお寺で、お参りする人の心を癒してくれる雰囲気のあるお寺だと思います。
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山吹の花
京都の松尾大社に、今年も山吹の花が咲いてました。

まだ少し早いので花数は少なく思えましたが、元気な黄色で鮮やかでした。

特に小川の周りに咲いた山吹は風情があって良いですね。

山吹の名前の由来は、しなやかな枝が山で風に揺れる様を「山振り」と呼んだことから名付けられたと言う説と、山の中の蕗に似た黄色い花を咲かせる事から名付けられたと言う説があるそうです。


花言葉は、「気品」「崇高」「金運」「待ちかねる」ですね。

山吹の別名は「面影草」と言うそうですが、これは結ばれない恋人同士がお互いの顔を写した鏡を山に埋めたところ、その場所から山吹の花が咲いたという伝説から名付けられたそうです。

また、山吹の花は大田道灌の伝説も知られていますね。

~七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞかなしき~

太田道灌は扇谷上杉家の家宰でした。

ある日の事、道灌は鷹狩りにでかけて俄雨にあってしまい、みすぼらしい家にかけこみました。

道灌が「急な雨にあってしまった。蓑を貸してもらえぬか」と声をかけると、思いもよらず年端もいかぬ少女が出てきたました。

そしてその少女が黙ってさしだしたのは、蓑ではなく山吹の花一輪だったのです。

花の意味がわからぬ道灌は「花が欲しいのではない」と怒り、雨の中を帰って行きました。

その夜、道灌がこのことを家臣に語ると、近臣の一人が進み出て、「後拾遺集に醍醐天皇の皇子・中務卿兼明親王が詠まれたものに「七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき」という歌があります。その娘は蓑ひとつなき貧しさを山吹に例えたのではないでしょうか」と説明しました。

驚いた道灌は己の不明を恥じ、この日を境にして歌道に精進するようになったそうです。

大田道灌の逸話の山吹は八重の山吹ですがビタミンカラーで元気をくれそうな気がしますね。

また一重の山吹も可憐な感じもして良いですね。
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神前結婚
昨日の松尾大社で、結婚式を見かけました。

京都の神社では時々結婚式を見かけますね、なんでも京都の神社で結婚式を挙げて、そのまま京都を新婚旅行にする人も多いそうです。

先頭に笛を奏でる方が笛を吹きながら先導されて、その後に神職の方や花婿・花嫁が続いてます、笛を吹きながら先導するのも日本らしくて良いですね。

白無垢の花嫁に傘を差しかける花婿も良いですね、花嫁さんが綺麗でした。

どうぞ、お幸せに・・・
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鈴虫寺
今日は暖かくて良いお天気ですね。

京都の桂や松尾周辺を散策してきました。

阪急電車の上桂駅で降りて、まずは前から行きたかった鈴虫寺へ向かいました。

鈴虫寺は人気で人が多いと聞いてたのですけど、春のオフシーズンなのでそうでもないだろって思ってたらなめてました・・・

開門の30分前に行ったら、もう10人程度並んでて、慌てて並ぶと、その後ろには次々と人がやってきて長い行列になりました。

開門して、お堂へ入るのですが、お堂にはテーブルが並べられて、お茶とお菓子が置かれています。

お堂の中にはお寺の愛称となった鈴虫がガラスケースにたくさん育てられていて、時期外れの春でも元気に鈴虫の鳴き声を聞かせてくれてました。

一度の定員は200名だそうですが、すぐに一杯になって、お坊さんの法話が始まるのですが、法話と言うよりも笑いを誘うトークみたいな感じで、お参りの仕方やお守りの使い方を説明してくださいました。

30分程度の法話が終わってお堂の外に出ると、次の回を待つ人が長蛇の列ができています。

これでも、まだ少ない方で秋やGWとかは長いと2時間待ちくらいの行列になるので、そう言う時は来ないでくださいっておっしゃってました。

本尊の幸福地蔵は門の外にあるし、何か普通のお寺とは違う感じで私には違和感なんですけど、人気あるみたいですね。

そこを出てから、竹の寺や浄住寺へお参りに行きましたが、やはりこう言う静かなお寺の方がお参りした気がして落ち着きます。

そこから、松尾方面へ向かい、月読神社と松尾大社、それに梅宮大社と歩きました。

梅宮大社も静かな神社だったのに、人が多くて次々と観光客が訪れてて驚きました。

鈴虫寺と梅宮大社の人の多さに驚きましたが、新緑の中を散策できて良かったです。
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御衣黄桜
今年も、私が好きな緑色の桜の御衣黄桜が見頃になりましたので、京都の西陣にある雨宝院へ見に行ってきました。

御衣黄桜は、御室系の遅咲きの桜で、緑色の花を咲かせる事で知られています。

開花時が緑色が一番濃くて、やがて色が薄くなって白くなっていきます。

レタスのような緑色で爽やかな感じの桜ですね。

以前は御衣黄桜も植えられている所が少なくて、京都では西陣の雨宝院が有名でしたが、最近は各地で植えられて有名になってきましたね。

それでも、雨宝院は有名で、普段は静かなお寺が、桜の時期は多くの観光客で賑わっていました。

今年も御衣黄桜を見られて良かったです。

でも、御衣黄桜を見ると、今年の桜ももう終りだなと思います。
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普賢像桜
京都の千本えんま堂へ、普賢像桜を見に行きました。

境内の奥には十三重の紫式部供養塔があり、その横に美しく咲いているのが普賢像桜です。

桜の姿が普賢菩薩の乗った白象に見立てて普賢像桜と名付けられたそうですが、室町時代から親しまれて、後小松天皇や足利義満も見に来たとの逸話もあります。

紫式部供養塔の横には、紫式部の像も造られていました。

この普賢像桜は散り様が花びらではなく茎のまま落ちるので、囚人が首を落とされる様に似ていると、江戸時代には所司代は囚人にも見せて仏心を感じさせたと言われてもいます。

遅咲きの桜なので、これからが満開で見頃になりますね。
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祇園白川
 各地で桜が見頃になってきましたね。

今日は会社が棚卸しで振り替え休みになったので、雨の中を京都へ桜を見に行ってきました。

これは祇園白川の桜です。

辰巳大明神の付近の白川沿いの風景は京都のドラマや映画でも必ずといっていいほど撮影に使われていますね。

と思ってたら、女優さんらしき人が来ろれて、メイク直してられました。

もしかすると益戸育江(高樹沙耶)さんかも知れないです。

何かの撮影でしょうかね、見たかったけど他に予定もあるし雨降ってるし、その場を後にして他へ向かいました。
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