2008年06月の記事


桔梗
今年も京都の廬山寺では、桔梗が見頃になってきたので朝から見に行って来た。

私は毎年、この時期になると京都の御所の東にある廬山寺に桔梗を見に行くのだが、廬山寺は紫式部にゆかりのお寺で、紫式部の邸宅跡とも言われ、紫式部が源氏物語などを執筆したのもこの地だそうである。

廬山寺は御所の東隣にあるので御所をぶらぶらして時間を潰し、梨木神社にお参りして廬山寺に向かう。

今年は源氏物語千年紀と言う事で京都を中心に各地でイベントとかが行われているが、この廬山寺も紫式部や源氏物語に所縁の深いお寺である。

また廬山寺と言えば、源氏庭と呼ばれる枯山水のお庭が有名で、白砂に紫の桔梗が上品で涼やかな美しさである。

桔梗は私の大好きなお花で、その高貴な色や凜とした姿が好きで、この廬山寺には桔梗の咲く時期になるとよく訪れたりして私のお気に入りポイントでもある。

桔梗を愛でながら源氏物語に思いを馳せると、流れる風が心地良い。

私がお庭を眺めていると、大きなビデオカメラをかついだ人等が来て撮影を始めたが、どうやらNHKが取材に来たようである。

なんとなく落ち着いて庭を眺めてもいられない雰囲気になってきたので、退散することにした。

廬山寺を出ると出町柳まで足を伸ばして、人気の和菓子のお店の出町ふたばで豆もちと水無月を買って帰った。

出町ふたばは豆もちが絶品でいつも行列が絶えない人気店であり、今日は水無月を買う人も居るのでやはり行列ができていた。

水無月は、普通の水無月に、抹茶と黒糖の三種類の水無月を買った、もう一つ白小豆のもあるはずだがこの日は売り切れで置いてなかったのが残念だよ。
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夏越の祓え
6月になり蒸し暑い日が続いているが、毎年6月晦日が近づくと各神社には茅萱(ちがや)の大きな輪が作られる。

これは夏越えの祓えと呼ばれ、1月から6月までの半年に積もった穢れや災いを祓い、暑い夏に向けて心身を清らかにして乗り切ろうと言う知恵なのだ。

この祀りは、奈良時代皇室が百官を集めて行ったのが始まりといわれ、これから後、夏を無事に過ごす願いをこめる祭りとして人々に親しまれてきたと言われている。

日本最古の宗教儀式の一つでもあるこの行事は、紙の人形(ひとがた)に自分の名前や年齢を書き自身の身代わりとして神殿に納めたり、川に流したりして災いや穢れを祓う物で、また、茅萱(ちがや)で大きな「茅の輪」を作って安置し、これをくぐると厄除・悪疫退散になると伝えられもので、京都では多くの神社でこの神事が行われている。

茅の輪をくぐり、紙の人型で身をぬぐって川に流す清めの儀式で、京都では上賀茂神社、貴船神社、北野天満宮、市比売神社などが有名だ。

この茅の輪をくぐる時にも少し作法があって神社や地域によって少し違いもあるが、「水無月の夏越の祓えする人は、千歳の命延ぶといふなり」と言う和歌を唱えながら、まず茅の輪を左側にくぐり、次に前に戻って右にくぐり、最後にもう一度左にと言う具合に8の字を書くように茅の輪をくぐっていくのが基本のようだ。

そして、この時のお決まりの和菓子が「水無月」と言うことになる。

水無月は白の外郎生地に小豆をのせた三角形の和菓子だが、それぞれに意味がこめられていると聞く。

水無月の白い三角形は氷室の氷を表しており、平安時代には宮中では貯蔵してある氷を取り寄せて臣下にも配る氷室の節句という行事が行われ、6月朔日に氷室の氷を口にすると流行病にならないと言われていたそうだ。

また小豆は悪魔払いの意味を表しており、魔除けの力があるという。

そういう意味で、もともとは京都で食べられてたそうだが、今では関西の和菓子屋さんでも有名なお菓子になり、頻繁に売られるようになったが、関東とかでは、まだ馴染みで無い所もあ多い。

私も京都生まれなので、子供の頃から6月になると親が水無月を買ってきて食べれるので楽しみの一つだった。

また、最近では本来の意味を離れて抹茶や黒砂糖で色のついた水無月も売られるようになり、冷やして食べると美味しいので、この時期になると楽しみにしていろいろと買っては食べている。

最近は京都以外でも関西の和菓子屋さんでも売られるようにようになったが、まだ知らない方も多いようだ。
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沙羅双樹
今日は昨日からの雨が、朝になってようやく上がったが蒸し暑い曇り空である。

京都の「妙心寺」の塔頭である「東林院」は「沙羅双樹のお寺」として知られていて今年も沙羅の花が咲く時期になったので見に行ってきた。

東林院は普段は拝観できないお寺なのだが、この「沙羅双樹」の花が咲く6月中旬から下旬にかけて「沙羅の花を愛でる会」として抹茶付き(和菓子あり)拝観として1580円で拝観する事ができる、少しお高いけどね(精進料理付きもあり)。

沙羅双樹と言えば平家物語の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」の分に出てくる、あの沙羅双樹である。

沙羅の花は本来はインドの植物で熱帯樹のために日本では育ち難いそうで、代わりに日本では「夏椿」の事を沙羅と呼ぶそうである。

この沙羅双樹は沙羅の木が途中で二本に分かれているので双樹となり、沙羅の双樹で沙羅双樹と言う事になる。

このお寺の沙羅双樹は樹齢が300年にもなる老木で3年前までは花をつけていたが、一昨年からとうとう花をつけなくなってしまったので、この木から種をとって植えた二代目の沙羅の木を庭に何本か植えられており、こちらは元気に白い花を咲かせていた。

沙羅双樹と言えば有名なのが平家物語に出てくる「祇園精舎の鐘の声、所行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす・・・」の部分である。

この沙羅双樹の花は、朝に咲き、夕に散っていく一日花と言われ「形のあるものは必ずこわれていく、形の美しいものも、その姿を永遠に保つ事はできない」と言う事を語っているように思う。

白く美しい花が、そのまま散っていくのは哀しくもあり、また美しくもあるものである。

樹齢300年の沙羅双樹の老木が花をつけなくなり、二代目の木が代わって花を咲かせていく・・・まさしく諸行無常、盛者必衰と言うところなのかも知れない。
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インディ・ジョーンズ
今日はイオン大日に「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」の映画を見に行ってきた。

ほんとうの公開は21日からなんだけど、14日・15日と先行公開されると言う事で、ネットでチケットを予約しておいた。

ネットで映画のチケットを予約するのは始めてだったけど、思う座席が探しにくいのはあるけど便利ではありますな。

そういえば、以前は映画と言うと梅田まで出てたのが、今はイオン大日でたいてい見れるので楽で良いですわ。

映画館は先行公開の朝の会だからか、かなりガラガラ気味だった。

「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」はインディ・シリーズの20年振りの新作と言う事で、映画の舞台も「最後の聖戦」から20年後の世界が舞台になっている。

敵もこれまでのドイツとかからソ連になってたよ。

今回は有名なオーパーツのクリスタル・スカル(水晶ドクロ)の謎とエルドラドの行方を探すインディの冒険談で、これまでのシリーズのように、ノンストップでアクションや見せ場の連続で面白さ満載。

配役もお馴染みのハリソン・フォードに加えて、一作目の「レイダース 失われたアーク」でヒロインのマリオンを演じたカレン・アレンが同じ役で出演してるのがポイントとなる。

他にもジョン・ハートやケイト・ブランシェット、それにシャイア・ラブール(トランスフォーマーに出てた)などなどの役者さんが出ていて豪華。

残念なのはインディの父親役だったショーン・コネリーやインディの仲間のマーカス役で出ていたデンホルム・エリオットが出ていないのが寂しいね。

CGの技術も進化して見せ場とかすごいシーンも多いし、お約束の生き物の群れもあって楽しめる映画だった。
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USJ
今日は会社が振り替えでお休みになって三連休となった。

それで久しぶりにUSJに行って来た、USJはプラチナパスを持ってるのでいつでも行けるのだけど、最近なかなか行く機会がなかったんだよね。

今回行きたかったのは、新しいショーである「ファンタスティック・ワールド」をまだ見ていないのと、これまで好評だった「ハッピー・ハーモニー・セレブレーション」のパレードが6月29日で終わってしまうので、見納めにもう一度見ておきたかったから。

この二つだけが目的だけど、場所取りとかあるしかなりハードかな。

平日なのでそこそこの入りかな、でも人は多いけどね。

開場は平日と言うこともあって10時で、開場してまず行ったのがE.Tのところにあるショップ、ここでファンタスティック・ワールドの有料エリアのチケットを売ってるのね、無料でも見れるのだけど始めてみるし、場所取りしんどいし、どうせなら見安いところで見ようと思って張り込みました、一人600円だし、まぁいいでしょ。

それから、ハッピー・ハーモニー・セレブレーションの場所とりで地べたに座り込みです、パレードは11時からなので1時間くらいの待ちですね。

日差しが厳しくて日焼けが怖いので、買ってきておいた日焼け止めを首筋や腕に塗りたくってましたです。

ハッピー・ハーモニー・セレブレーションは、USJの人気キャラのキティちゃん・セサミストリート・スヌーピー・シュレックの4キャラがフロートに乗って踊ったり歌ったりしながらパレードするもの。

やはり人気キャラが一度に会すると言う事でファンにはたまらないパレードで人気だった、私もエルモとかキティちゃん好きだしね。

う~ん6月で止めてしまうのは寂しいね、まぁ他のパレードができるのでしょうけどね。

パレードが終わってもフロートが消えていったニューヨーク公立図書館前(冬にクリスマスツリーのあるところ)で「グッバイ・ハッピー・ハーモニー・セレブレーション」スペシャル・グリーティングと言うのがあってパレードに出たキャラがもう一度姿をみせてくれるのがうれしい。

さて、もう一つのファンタスティック・ワールドは有料エリアが買ってあるので、1時間前くらいに並んでも大丈夫みたい。

それで1時間前に有料席の待ち場所に行くと、まだ私だけだったもの、無料席の方は場所取りで早くから座ってるけど、正面のエリアはレストラン側の有料席と普通の有料席が占めている感じかな。

30分前になって有料エリアの案内が始まって入れてもらったけど、やはり地べたに座る事に変わりはない、でも有料エリアも割りといっぱいになってたよ。

ファンタスティック・ワールドは巨大な金属製の蕾のようなフロートが三基あって、そこが開閉したり映像を写したりしながら、いろいろな動物キャラに扮したダンサーが歌ったり踊ったりする屋外型のミュージカルと言う感じですね。

あまりよく判らなかったけど、いろいろなキャラがきれいで割りと面白かったよ。

それが終わって、もう2時になったので、暑さに疲れたので帰宅しましたっす。

次は夏のウォーターパレードも見たい気もするんだけど・・・水かけられるの嫌だし、ハロウィンまでおあずけでしょうかね。
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一ヶ月前に・・・
日曜日に秋葉原で多くの犠牲者を出す事件があったけど、私も一ヶ月ほど前に少しヤバかった。

その日は用事があって少し早めに出社するつもりで、駅に着いて改札を入ろうとした瞬間にいきなり誰かに体当たりされて突き飛ばされた。

一瞬は意味が判らなかったけど、ムカっと来て向かっていったら全然知らない男で目が完全に行ってしまっていてまともじゃない。

その男は改札を入ったところでうろうろしてたので、私も改札に入って捕まえようとした時に駅員さんがやってきた。

駅員さんに「あいつ、いきなり体当たりしてきて頭おかしいで!」って言ったんだけど、駅員さんは相手を見て少し笑って何処かへ行った。

私も電車に乗らないとと思って、そのままほっといて電車に乗ったのだけどね。

もしも相手がナイフとか持ってたら、私も殺されてたかも知れないし、相手が駅の構内で暴れてたら事件になったかも知れないね。
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一秒の言葉
これは時計のCMとして製作され、1984年にラジオCMとして、そして1985年にテレビCMとして一度ずつだけ放送されたものです。

詩の部分は漫画家の小泉吉宏さんが作られたものだそうですが、評判が良くて口コミなどで広がって教科書などにも掲載されたこともあったそうです。


「一秒の言葉」

作:小泉吉宏


「はじめまして」

この一秒ほどの短い言葉に、

一生のときめきを感じることがある。


「ありがとう」

この一秒ほどの短い言葉に、

人のやさしさを知ることがある。


「がんばって」

この一秒ほどの短い言葉で、

勇気がよみがえってくることがある。


「おめでとう」

この一秒ほどの短い言葉で、

しあわせにあふれることがある。


「ごめんなさい」

この一秒ほどの短い言葉に、

人の弱さを見ることがある。


「さようなら」

この一秒ほどの短い言葉が、

一生の別れになるときがある。


一秒に喜び、一秒に泣く。


一生懸命、一秒。
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紫陽花
今日は昨日に続いて良いお天気だった。

そろそろ紫陽花の咲く時期なので、朝から京都の紫陽花の名所として知られている「藤森神社」に行ってきた。

この藤森神社は、今から約1800年前に神功皇后によって創建された皇室ともゆかりの深い古社であり、また「菖蒲の節句」の発祥の神社としても知られていて、菖蒲に引っ掛けて勝負に御利益があるとされ、今日では勝運と馬の神様として、競馬関係者や競馬ファンの信仰も篤い神社である。

境内には第一と第二の二つの紫陽花園があり、紫陽花の時期には多くの人が紫陽花を見に訪れている神社でもある。

ちなみに、藤森神社の名前から京阪電車の藤森駅が近いと思う方も居られるかも知れないが、実際には一つ大阪寄りの墨染駅が最寄り駅である。

紫陽花園は、紫陽花の咲く中を通路にそって散策するので、紫陽花に囲まれて気持ち良い。

それと、紫陽花と言うと手毬のような丸い紫陽花を思い浮かべられる方も多いと思うが、あれはセイヨウアジサイと言う形で、紫陽花の外側の花が咲く額アジサイが日本古来の品種で、セイヨウアジサイとかはそれを改良したものだそうだ。

紫陽花も色も見た目も可愛くて素敵な花ですね、でも花言葉は色が変化する事から「移り気」だそうだ。
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