砂漠が誘う ラスター彩遊記
加藤卓男
日本経済新聞社
細野不二彦「ギャラリーフェイク」の「ペルシャの秘宝」のもとネタ、人間国宝、六代目加藤幸兵衛を継がなかった陶芸家の自伝。
ラスター彩をペルシャ=イラクの博物館まで見に行ったのが43歳。
しかしペルシャの粘土はミネラル分が非常に多く、高温でやけないので水が漏れそうなので、日本の粘土でラスター彩を作るので苦心した。広島で原爆に被爆者で白血病にもなった。イラクから製法を教えに来てほしいと依頼があったが革命が起き断念した。
カラー写真もたくさん載っているが、光り輝きは分からない。やはり都内のデパートでの名品展を見に行かなければならないようだ。
図書館から