特撮映画美術監督井上泰幸
キネマ旬報社
図書館の棚から大幅にはみ出しているのを見つけた。幅26cm、映画の場面をそのまま縮小して載せるためだろう。
特撮の美術監督の機能は大きいのだった。
特撮では円谷監督がどこで撮るかを決め井上さんがセットの図面を書き円谷さんのOK、井上さんが縮小模型を作り、円谷さんのOK、井上さんの採寸で大道具が土台を組む。
怪獣、新兵器のデザインも行っていた。
84年の「ゴジラ」の新宿のセットは代々木まで作ってあった。
「キングコング対ゴジラ」の熱海城は三つ作った。スタジオ内にメイン用、大プール脇に海を見渡すシーン用、小プール脇に海に転げ落ちるシーン用。
アメリカでのDVD-Boxの特典用DVDが元になっているようだ。