終わりなき危機
ヘレン・カルディコット監修
ブックマン社
菅直人、小出裕章など日本人の書いた章もあるが、米国人がチェルノブイリ、フクシマの被害と自国の対策を比べているものが多い。
目が付いたものは「(WHOの報告書で)福島近郷に住んでいる人々のうち、幼児期に被曝した女性が乳がんにかかるリスクが6%高いこと、男性が白血病にかかるリスクが7%高いこと」「線量計はホットパーティクルを検知できない」「人によって放射性核種の排出期間は異なる」「安全制御棒切断員(SCRAM)」「WHOは被曝者が五歳以下の少女の場合、ガンにかかる確率が70%高まると指摘している」「スリーマイルのメルトダウン中に放出された放射性ガスが流れた進路に沿って、肺がんと白血病の発生率が上昇した」
図書館から