東拘永夜抄
加藤智大
批評社
秋葉原事件の死刑囚の書いた本。母親の奇怪な教育のためか「躾け」として他人に暴力をふるうとか自らに不利なことをする。私にはただの面当てとしか受取れないが。
掲示板の知り合いを尋ねてのほとんど日本縦断旅行については書いていない。もてない不細工と言うのは掲示板を盛り上げるためのキャラだそうだ。
犯行動機は掲示板のなりすましを「しつけ」るためだけ。
犯行予告を投稿してから止めたかったが、懲役3年になるより1年で死刑になる方がマシと考えた。
巻末の著者略歴がすごい。1行空けて1982年生まれ、2008年6月東京・秋葉原で事件、2011年3月東京地方裁判所で死刑判決、2012年9月東京高等裁判所で控訴棄却、2014年1月最高裁判所に上告中(棄却された)、1行空けて著書に「解」「解+」(いずれも批評社)がある
図書館から