新版 チェルノブイリ診療記 福島原発事故への黙示
菅谷昭
新潮文庫
1998年に出版されたものに内部被曝を警戒するように「新版に寄せて」を追加して文庫化。タイトルどおり信州大学助教授を辞めてベラルーシで子供の甲状腺ガンなどを治療した記録。
ベラルーシトハベーラヤ・ルーシつまり白ロシアのこと。
ベラルーシの小児(15歳未満)甲状腺ガン患者は事故前の十年で7名だが、事故後の十年で424名。
成人でも1254名が3438名。
隣国のポーランドでは事故直後より全国民にヨードを服用させたため小児甲状腺ガンの増加は見られない。
著者は帰国後、県に採用されその後松本市長に当選したが胃ガンの手術を受けたと。
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