完全なる首長竜の日
乾緑郎
宝島社文庫
解説によるとこのミス大賞受賞作でも満場一致で受賞したのは「四日間の奇跡」「チーム・バチスタの栄光」と本書だけだそうだ。「四日間の奇跡」は嫌いなジャンルだが「チーム・バチスタの栄光」は面白かったので、ちょっと期待して読む。
しかし確かに文章は上手いと思うが、これはミステリーだろうか。
赤い布は目に見えるようだが、首長竜には無理やり感が、ルネ・マグレットの「光の王国」は思わせぶりだけ。
コピックというものを知ったのが収穫。
105円