メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故
大鹿靖明
講談社
すごいインタビュアー。第一部「悪夢の一週間」が既にすごいのだが何故か第二部「覇者の救済」で経産省、東電の悪巧みになってしまい、ちょっとがっかりしたが、実は第三部「電力闘争」で経産省が菅内閣を崩壊させたことが分かる。
特におもしろかったのが、官邸に控えていた東電の武黒フェローは「一つひとつ本店にお伺いを立てていて(略)使えない人でした」と政府高官。
勝俣の父親は世ゼミの名物講師、当然受験エリート。長兄は東大卒新日鉄副社長、次兄は学習院卒道路公団理事、三兄は東大卒東大教授、弟は慶応卒丸紅会長。
経産省は浜岡停止は反原発運動のガス抜きのつもりだった。
西山審議官など、外局の長官経験者の子供六人以上が東電に就職している。
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