歴史の中の日本
司馬遼太郎
中公文庫
昭和35~46年と長い期間に書かれたエッセイ集。タイトル通り歴史について掛かれたものが多いが「愛妻記」「好きな女優」なんてのもある。
明治維新のとき、特に功績の無い五万石の大名は子爵、三十万石なら伯爵、百万石なら侯爵になった。
明治維新後、沼津兵学校で元旗本に試験をしたら雅楽頭、掃部頭が読めず。ガラクノカミ、ハライベノカミと読んだものまで。
第二次大戦末期、栃木の戦車隊で、上陸した敵を迎え撃ちに関東平野を南下しなければならないが、北上する避難民をどうするのかという質問に、「天皇陛下のためだ。轢き殺して進め」と回答された。
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