弘前大学教授夫人殺人事件
鎌田慧
新風舎文庫
時効の後に真犯人が名乗り出ているのに、再審一審で棄却判決、高裁で無罪判決になるが、あとがきによれば国家賠償請求裁判に敗退してって。
真犯人が名乗り出たのも自らが冤罪で懲役刑になり、その理不尽さに気が付いたため。
またも古畑鑑定での冤罪事件だと思ったが、鑑定前の開襟シャツに血をつけた者がいるようだ。
こういう事件があると時効制度を止めることが必ずしもよいこととは言えないようだ。
図書館から