別海から来た女 木嶋佳苗悪魔祓いの百日裁判
佐野眞一
講談社
木嶋佳苗関係の本は数冊出ているが、他の本は予約が一杯、これだけが棚にあった。
副題からして期待できなかったが、これはひどかった。「津波と原発」でも途中から顔見知りを探す話になってしまっていたが、この本では最初から、なぜか祖父曽祖父の話。
「7油で真っ黒に汚れたノレンをぶら下げたラーメン屋と、見るからにみすぼらしい居酒屋があり、板橋区らしい」と偏見丸出し。
スカーレット・オハラは「風とともに去りぬ」だが、なぜか「ローハイド」になんで?
判決は起訴状と同じことを書いてはいけないらしい、何故?
あげくは被害者を誹謗しているとしか思えない言葉の数々。しゃべったり、ウェブで書いたりするのならともかく、出版する本に書いて良いのだろうか?