福島原発事故 県民健康管理調査の闇
日野行介
岩波新書
福島県の県民健康管理調査の検討委員会は一年半も公開の会議の前に秘密に、本番の会議のシナリオを検討し、内部被曝に関する議論を隠していた。
毎日新聞記者の著者は公開会議の前に会場で委員の来場を待っていたが、定刻直前に委員が会議場の入口以外から続々と入場したとことから、前もって秘密会に集まっていたことに感ずいた。
もちろん委員たちは「不安をあおらないため」「パニックを防ぐため」と言っている。
最後に例の「ニコニコ笑っていれば放射能は来ない」のミスター御用学者、山下俊一福島県立医大副学長のインタヴュー。
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