チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷
塩野七生
新潮文庫
昔単行本で読んで塩野七生に興味を持った本だ。
法王の庶子であるチェーザレは弟の死亡により枢機卿をやめ法王領を含む王国を作るが、父法王の死亡時に自らも大病に倒れ、別の法王などにより滅亡する。
マキャヴェッリなどが書き残した資料により、十五世紀の話がよく分かる。しかし何も途中で一年前に没落を書くことは無いだろう。
もしも司馬遼太郎が書いたらもっと面白くなったと思う。
100円