列外の奇才 山田風太郎
角川書店編集部編
角川書店
虚弱児だった山風は体操、教練のとき「山田、列外へ」と言われていたのだそうだ。
山風が亡くなったのは平成13年、この本は平成22年出版。何を今更の追悼本。おそらく角川文庫の「山田風太郎ベストコレクション」と山田風太郎賞創設の宣伝なのだろう。
とはいえ、岡本喜八監督が映画化をねらっていた「死言状」「幻燈辻馬車」の脚本が読めたのはうれしい。
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