最高幹部の独白 フクシマ原発の真実
今西憲之+週刊朝日取材班
朝日新聞出版
第一章「書き残されたメモ」は現場にいた人ならではの緊張感が素晴らしいが第二章以後はどれが最高幹部の言葉なのか取材者の感想なのかが判らない。
その最高幹部も、どうせ超エリートで今まで叱られたことが無いんだろうが、菅総理に怒鳴られたのがよほど応えたとみえる。私は怒鳴られて当然だとおもうが。
「建屋カバー」はグーグルアース対策。
冷却水の循環システムも三ヶ国の得意分野を集めたものかと思っていたが、本店からの指示でそうなったので、現場としては東芝一社の方がやりやすかった。
「政府側も野田政権に変わったばかりで、政治的な手柄がほしいのだろう」
プルトニウムの調査から約三ヶ月でようやく発表「そもそもこの調査自体は公正なのか」
格納容器の内視鏡検査七十分の公開したのは三十分。
事故収束宣言は危険手当を出さないで済ませるためではないか。
四十年稼動した原発の古さが地震には耐えられなかった、そこに津波でだめ押しされた。部品を取替えても建屋など外側は古いままですと。図書館から