シートン(探偵)動物記
柳広司
光文社文庫
八十歳のシートンをシャーロック・ホームズ並みの観察力のある名探偵にして、昔の推理話を語らせる趣向の短編集。
シートンも最初に書いた「狼王ロボ」が売れて、続けて動物記を書くようになったらしいが、この短編集も最初の「カランポーの悪魔」の評判で連載になったのだろうが、それ以外はあまり面白くないし、推理ものとしてはぜんぶ詰らない。200円