連合赤軍少年A
加藤倫教
新潮社
著者は連合赤軍の加藤三兄弟の次男。山岳ベースで早々に兄を「総括」で殺されても留まり、あさま山荘銃撃戦で懲役十六年。
日本共産党が中国共産党と対立したとき、中国共産党を支持した日本共産党内の人々が日本共産党(左派)。更に学生闘争を支持した人たちが日本共産党(革命左派)。このうち九州地方委員会が労働運動を基盤とし、神奈川県常任委員会が学生闘争を評価した。
永田と森の異常性が書かれており、二人の逮捕をラジオで聞いて「森と永田がもう私たちのところにかえってくることはない。そう思うと、私は安堵感を覚えた。…二人がいなくなったことは正直言って嬉しかった」
またあさま山荘に立てこもるのも「篭城すれば、完全に包囲されて遅かれ早かれ負けることはわかりきっているのに…」と坂口に「こちらから逆に包囲してパトカーを奪って逃げよう」と提案していた。県立図書館から