医学者は公害事件で何をしてきたのか
津田敏秀
岩波書店
水俣病といえば公害とすぐに思いつくが、そういえば本来食中毒、原因を突き止める前に水俣近辺の魚介類を食べることを禁止すべきだったんだ。
著者は疫学の知識も乏しい「権威」ある医学者と官僚のもたれあいを厳しく追及する。医学者は研究費としての予算をつけた官僚の側に立ち「理論」をたて発言する。
別に水俣病に限られるわけではなく、今回の福島でも権威ある放射線研究者の国、自治体、東電寄りの奇怪な発言がある。
 参考「市民のための疫学入門」は中途まで読んだ、「数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活」
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