間違いだらけの時代劇
名和弓雄
河出文庫
著者は正木流古武道宗家、映画テレビ舞台の時代考証などを行っていて、それでも我慢できない事を本にしたようだ。
特に面白かったのは三下り半で、亭主が無筆のときは三本半の縦線を書けば離縁状と認められたと。
武士が刀の鞘から「こがたな」を抜き手裏剣にしているが、あくまでも携帯用のナイフで、刀身は軽く、柄が重いので投げても目標に刺さるはずが無い。
テレビ番組(日本テレビ「謎のカーテン」昭和54/11/14)で実際に具足の耐衝撃テストをした。兜は切れず刀が曲がった。鎧に矢は刺さらなかった。
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