原子炉の暴走
一版 SL-1からチェルノブイリまで
二版 臨界事故で何が起きたか
石川迪※夫    しんように由
日刊工業新聞社
私はただSL-1の事故原因が失恋だとのエヴィデンスを探しただけなのだ。FBI文書にそう書いてあるそうだ。
筆者は原子力ムラの村長格ということで、勤めたことも無い東電社員などが原稿整理などに使っている。
ムラによそ者が入らないようにか、特殊用語を使う。ドップラー効果、ドル、エンタルピなど普通の使い方ではない。
アメリカで原子炉の暴走実験チームに入っていたのが自慢なのであろう、キセノンはゼノンと米国なまり。
一版から二版でだいぶ書き直したようで、奇怪な比喩も少なくなり、青い炎がチェレンコフ光と後で否定する言葉も消え、野郎猫も野良猫になっていた。雄猫のことかと思ったぜ。
そもそもの執筆動機がチャルノブイリ事故はアメリカと日本の原発では起きないと書きたかったのだから、二版で増えたJCO事故も原子炉のことではない、志賀原発臨界事故も小さなこと。もんじゅ事故も二次系のナトリウム漏れだし。
と言う発想だから、今回の福島第一原発も制御棒は入って原発は止まったのだ、電源が切れたのが悪いというような発言をしている。木を見て森を見ず。
どうも放射能は脳を冒すのではないだろうか?図書館から