ウラルの核惨事
ジョレス・A・メドベージェフ
技術と人間
渡英中に帰国を禁じられたソ連の反体制医学者が、ウラル地方での核廃棄物爆発での数百人死亡事故を発表したが、英国原子力委員会委員長はSFと言い、CIAは原子炉爆発と発表した。
ソ連の動植物放射線生態学などの論文から検閲を逃れた部分を読み込み、CIAの公開された情報から、核廃棄物爆発を証明した本のようだが、私が読みたい爆発原因などは第十三章、わずか約40ぺーじだけ。
原爆用プルトニウム製造を急がされていたため、核廃棄物溶液はそのまま流し、被害が出てから地下にしみ込ませたが、泥に残留プルトニウムが吸着濃縮、臨界、発熱、地下水が水蒸気爆発ということらしい。
米国も同様な方法だったが乾燥地帯で地下水脈も低かったのでなんとか無事だったと。
ロシア語のミリとマイクロはKみたいなキリル文字が一つと二つの違いなので、タイプミスが多いとか書いてあるが、この本の日本語もかなり変なところが多い。図書館から