空が墜ちてくる
アーサー・ワインガーテン
集英社
911の時にエンパイア・ステート・ビルに爆撃機が突っ込んだ事故があると聞き、参考になる本を探していて、川口図書館の書庫にあった。
しかし読んでみると、子供の頃に目撃した事故を30年も経ってからの証言を集め(空軍には情報公開してもらえず)書いたものだった。
しかも私はWTCビルが崩壊したのにエンパイア・ステート・ビルが健在な理由などを知りたかったのだが、この本は関係者の前後の行動を追ったものだった。
きっとエンパイア・ステート・ビルは六万トン以上の鉄材を使っているから丈夫だったのだろう。また飛行機もB-25(三人乗っていた)が爆弾も積んでいず、比較的小さかったのだろう。
原因はパイロットがB-17に慣れているがB-25は初操縦の上、自信過剰で管制塔にも従わず、あげくに雲霧のため場所を錯覚したためということ。